アジアのヘッジファンド、3月運用成績プラスに-1~2月は過去最低

  • APSとスプリングスのヘッジファンドの3月リターンはプラス15%
  • アジアのヘッジファンドの1-2月のリターンは平均マイナス5.4%

アジアを中心に投資するヘッジファンドの運用成績は3月にプラスとなった。相場の反発により過去最低の年初スタートから運用成績は持ち直した。

  APSアセット・マネジメントの「APSグレーター・チャイナ・ロング・ショート・ファンド 」とスプリングス・キャピタルの「スプリングス・チャイナ・オポチュニティーズ・ファンド」の3月の運用成績はプラス約15%。1ー3月(第1四半期)のリターンのマイナス幅は約13%に縮小した。APSのウォン・コクホイ最高投資責任者(CIO)とのインタビューと、ブルームバーグ・ニュースが閲覧したスプリングスの投資家向け最新情報で明らかになった。

  事情に詳しい関係者によると、パイン・リバー・キャピタル・マネジメントの「パイン・リバー・チャイナ・ファンド」の3月の運用成績はプラス約4.7%で、年初来リターンのマイナス幅は0.4%弱に縮小した。

  APSのウォン氏はシンガポールからインタビューに応じ、1月には「まるで中国が直ちに多数の歴史的規模の危機に見舞われるかのように、中国株式市場は全面的かつ無差別に売り込まれた」と指摘。「その1カ月後、市場には平常心が戻り、こうした恐怖はおおむね消え去った。当社のポートフォリオは3月に持ち直し、4月に入っても回復が続いた」と述べた。

  投資家心理の改善はアジアのヘッジファンドに安心感をもたらした。1ー2月の運用成績はマイナス5.4%と、ユーリカヘッジが2000年にデータ集計を開始してから最低の年初スタートを記録した。3月はプラス3.4%となり、年初来のリターンのマイナス幅は2.2%に縮小した。年初に大きな打撃を受けた中国中心に投資する運用者は、本土と香港の両市場に上場する中国銘柄の値上がりから恩恵を受けた。

原題:Asia Hedge Funds Rebound in March After Worst Start to the Year(抜粋)

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