【個別銘柄】良品や村田高い、国際警察組むサン電子急騰、高島屋安い

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13日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  良品計画(7453):前日比6.2%高の2万4690円。2016年2月期の連結営業利益は前の期比44%増の344億円だった、と12日に発表。国内で直営店、ネットストアの売り上げが伸長、海外では出店を加速させた中国など東アジア地域事業の利益が倍増した。1株配当は246円と前の期の190円から増配。17年2月期営業利益は10%増の380億円、配当は274円を見込む。みずほ証券は、グローバルSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)構築による在庫効率の改善や海外事業の成長加速を評価、投資判断「買い」と目標株価3万1000円を維持した。

  村田製作所(6981):7.1%高の1万4250円。ゴールドマン・サックス証券は13日付のリポートで、米国チームが実施したiPhone(アイフォーン)サーベイでは、回答者の44%が今秋のiPhone7の購入を計画、繰り越し需要が非常に強い可能性を示唆していると指摘。7―9月に向けたアジア電子部品/デバイスの受注ボトムアウトをサポートする内容とし、村田製とアルプス電気(6770)の買い判断を強調した。アルプス電も7.7%高の1906円。

  サン電子(6736):150円(17%)高の1049円でストップ高。イスラエル子会社のセレブライトが国際刑事警察機構(インターポール)とパートナーシップ契約を結んだ、と13日午前に発表。セレブライトは、携帯端末データ解析に関わるノウハウをインターポールがシンガポールに設立したサイバー犯罪研究やトレーニング、捜査支援を行う施設に提供する。知名度向上を通じた今後の収益貢献が見込まれた。

  資源株:国際石油開発帝石(1605)が3.9%高の853.8円、住友金属鉱山(5713)が5.6%高の1182.5円、東邦亜鉛(5707)が5.6%高の281円など。産油量据え置きをめぐるロシアとサウジアラビアの合意観測で12日のニューヨーク原油先物は4.5%高の1バレル=42.17ドルと約4カ月ぶりの高値を付けた。在庫の大幅減少を材料にロンドン金属取引所(LME)の亜鉛市況も4.1%高と3日続伸、LEM銅も2.2%高と商品市況全般が上げ、業績懸念が和らいだ。住友鉱には、マッコーリー証券が投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に上げる材料も重なった。

  高島屋(8233):5.8%安の815円。12日に発表した16年2月期の連結営業利益は不動産や金融、建装事業の伸びが押し上げ、前の期比3%増の330億円だったが、従来計画の340億円には届かなかった。17年2月期計画も前期比3.1%増の340億円と、市場予想の364億円を下回る。SMBC日興証券は、前期未達は第4四半期のコスト増が要因と指摘。計画必達の姿勢が見られず、決算や説明会の印象もネガティブとしている。

  新生銀行(8303):6.9%高の155円。同行と連結子会社のアプラスフィナンシャル(8589)は、中国テンセントが運営する同国最大のSNSサービス「WeChat」での中国人向けモバイル決済サービス「WeChat Pay」の日本での決済代行サービスに参入する、と13日に発表。ラオックス(8202)などで導入予定といい、今後のインバウンド消費関連企業からの需要拡大が見込まれた。アプラスFも4%高の104円。

  コメリ(8218):9.2%高の2447円。メリルリンチ日本証券は12日、投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」へ2段階、目標株価を2400円から2900円に上げた。円高やガソリン価格の下落など外部環境が好転し、業績モメンタムが改善すると判断した。同証による17年3月期の営業利益予想は190億円、16年3月期の会社想定は175億円。

  ベルシステム24ホールディングス(6183):13%安の1020円。16年2月期の連結営業利益は前の期比53%減の88億8400万円だった、と12日に発表。主力のCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)事業の既存分野で大口契約における受注単価、受注時間の減少が響いた。17年2月期は3.2%増の91億7000万円と計画したが、市場予想の109億円に届かず、三菱UFJモルガン・スタンレー証券ではややネガティブと指摘。会社計画には人材や拠点など先行費用負担が織り込まれている可能性がある、とみる。

  津田駒工業(6217):18%高の122円。15年12月-16年2月期(第1四半期)の連結営業損益は1億9600万円の黒字と、前年同期の4億4000万円の赤字から改善したと12日に発表。主力の繊維機械事業はインドが堅調で、中国の落ち込みを補い黒字転換した。上期計画を1億5000万円から2億5000万円に上方修正、前年同期は3億100万円の赤字。

  オリエントコーポレーション(8585):7.6%高の227円。16年3月期の連結営業利益は前の期比42%増の294億円と従来計画の245億円を上回ったもよう、と12日に発表。カードショッピングやオートローンの事業収益が順調に推移、採算面では一般経費を抑えた。

  ダイト(4577):13%高の3455円。15年6月-16年2月期の連結営業利益は前年同期比15%増の27億4800万円だった、と12日に発表。主力の原薬で消化性潰瘍剤原薬や解熱鎮痛消炎剤原薬などのジェネリック医薬品向けが堅調、製剤でも自社開発ジェネリック薬の販売が増えた。

  サンリオ(8136):2.5%安の2066円。モルガン・スタンレーMUFG証券は12日、投資判断を「イコールウエート」から「アンダーウエート」、目標株価を2900円から1900円に下げた。17年3月期も業績踊り場となる可能性が高い上、第1四半期も前年同期比で営業減益の公算が大きいと指摘。株価が反転する材料は当面乏しい、とみる。同証では、16年3月期の会社側の営業利益計画140億円に下振れリスクがあるとし、17年3月期は131億円を見込む。

  イワキ(8095):7.7%高の195円。15年12月-16年2月期(第1四半期)の連結営業利益は前年同期比79%増の1億6100万円だった、と12日に発表。外皮用剤を中心に販売が伸びた医療用医薬品の増収増益が寄与した。発行済み株式総数の1.48%に当たる50万株、金額で1億500万円を上限にした自社株買いも行う。期間は13日から7月4日。

  ニッケ(3201):10%高の791円。15年12月-16年2月期(第1四半期)の連結営業利益は前年同期比5割増の16億3300万円だった、と12日に発表。産業機材事業の堅調や不動産やスポーツ、介護分野を含む人とみらい開発事業の伸びが寄与、費用も抑制した。また、株主優待制度も拡充、100株以上保有者を新設し、QUOカード500円分を年2回贈る。

  パスコ(9232):14%安の369円。16年3月期の連結営業利益は前の期比67%減の7億5000万円と、従来計画の33億円を下回ったもようと12日に発表。国内公共部門で道路施設点検関連の業務が減少、民間のシステム受託開発も減った。

  セルシード(7776):12%高の781円。日本医療研究開発機構が公募した16年度「再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業」で、同社が分担機関として参画し、東京女子医科大学・先端生命医科学研究所を研究代表者とした項目が採択されたと12日に発表。体性幹細胞シート製品における迅速品質管理法の開発で、事業期間は4月から19年3月まで。来期に補助金収入を見込む上、今後の研究進展を期待する買いが入った。

  スター精密(7718):11%高の1384円。12日に発表した17年2月期連結業績計画は、欧州やアジア鈍化により工作機械事業の販売が減少する見通しで営業利益は前期比22%減の45億円としたが、1株配当は48円と前期46円から上積みする方針。44円から46円に増やした前期に続く増配となる。

  ライフコーポレーション(8194):8.8%高の2721円。12日午後の決算発表で示した前期比2.9%増の132億円とした17年2月期の連結営業利益計画について、いちよし経済研究所では保守的と分析。積極的な新規出店と商品開発による中期的な利益成長、過去最高益更新が続くとの見方を維持し、今期は145億円と上振れ、来期は162億円を予想した。

  Olympicグループ(8289):14%高の551円。16年2月期の連結営業利益は前の期に比べ84%増の6億9300万円だった、と12日に発表。食品部門主導の増収、物流改革効果や固定経費削減の努力も寄与した。17年2月期は前期比73%増の12億円と連続増益を計画。

  オンリー(3376):3.4%安の820円。16年8月期の連結営業利益計画を9億6000万円から5億8000万円に下方修正する、と12日に発表。11、12月の気温が平年より高く、コート類の売り上げが低迷したほか、スーツの販売価格引き上げによる数量減で収益が下振れた上期の状況を踏まえた。当初想定していなかった退店の発生、新規店の低調なども響く。期末配当も1株28円から20円に減額。

  アンジェス MG(4563):9%安の635円。三田証券を第三者割当先として11日に発行した新株予約権について、発行総数の31.1%に当たる2万個の大量行使があったと12日に発表。行使価格は435円と12日終値の698円を大きく下回っていたため、行使後の市場売却が懸念された。

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