きょうの国内市況(4月13日):株式、債券、為替市場

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●日本株連騰、円高一服や商品高、IMF受け政策期待も-全業種上げ

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  東京株式相場は大幅続伸。為替の円高一服や海外原油、金属市況の上昇を受けて市場に対する安心感が広がった。日本経済をてこ入れする政策期待もあり、機械や輸送用機器など輸出株、銀行や保険など金融株、鉱業や非鉄金属など資源株中心に東証1部33業種は全て高い。

  TOPIXの終値は前日比33.09ポイント(2.6%)高の1332.44、日経平均株価は452円43銭(2.8%)高の1万6381円22銭。両指数とも新年度入り後の高値を付け、日経平均の上昇率は3月2日以来の大きさ。

  みずほ投信投資顧問の柏原延行執行役員は、「原油や資源価格、中国に対する不安感に一定の歯止めがかかった」とみる。不安感の中心が国内経済の下振れやデフレ逆戻りのリスクに移り、「IMFが悪化見通しに太鼓判を押す状況では、日本銀行も踏み込んだパッケージを出しやすくなる。デフレ逆戻りの不安は為替の円高要因そのもの。政策期待から一方的に下値を売り込むにも問題がある」とも話していた。

  東証1部33業種の上昇率上位は保険や海運、非鉄、鉄鋼、鉱業、機械、銀行、ガラス・土石製品、その他金融、輸送用機器。東証1部の売買高は22億5541万株、売買代金は2兆3482億円。値上がり銘柄数は1683、値下がりは195。

  売買代金上位ではトヨタ自動車や小野薬品工業、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが高い。ファーストリテイリング、東京海上ホールディングス、良品計画、クボタも買われ、独自のiPhone(アイフォーン)サーベイ結果を受けゴールドマン・サックス証券が買い判断を強調した村田製作所とアルプス電気は大幅高となった。半面、大東建託やパイオニア、前2月期営業利益が従来計画から下振れた高島屋は安い。

●債券は下落、米債安や日銀オペ結果で売り優勢-あすの30年入札が重し

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  債券相場は下落。前日の米債安の流れを引き継ぎ売りが先行。日本銀行が実施した長期国債買い入れオペ結果で応札倍率が上昇したことなども売り圧力となった。14日の30年国債入札に向けた調整の売りも重しになったとみられている。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比7銭安の151円68銭で始まった後、いったん下げ幅を縮め、1銭安の151円74銭まで戻す場面があった。午後に入って再び売りが出て、一時17銭安の151円58銭まで下げた。結局は12銭安の151円63銭で引けた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の342回債利回りは、日本相互証券が公表した前日の午後3時時点の参照値を1ベーシスポイント(bp)上回るマイナス0.09%で始まった後、一時マイナス0.08%まで上昇した。その後はマイナス0.085%で推移している。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「10年金利はマイナス0.1%が下限になっているわけではないが、超長期ゾーンの買いに勢いがないと一段と買い進まれづらい面はあるだろう」と指摘。一方で、「方向的にリスクオンになりつつあるが、まだ確証が持てない上、欧米の長期金利の水準を考えても、相場の下げは限られそうだ」と述べた。

  新発20年物156回債利回りは1bp高い0.32%で始まった後、一時0.335%まで上昇。その後は0.32%に戻している。新発30年物50回債利回りは2bp高い0.42%で始まった後、一時0.43%まで上昇した。その後は0.405%まで水準を切り下げている。前日は一時0.39%と過去最低水準を更新した。

  日銀が実施した今月5回目の長期国債買い入れオペ(総額1兆2400億円程度)の結果は、残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下の全てのゾーンで応札倍率が前回から上昇した。

●円下落、原油高・株高でリスク選好の売り優勢-対ドル一時109円台

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  東京外国為替市場では円が下落。原油高や株高を背景にリスク選好に伴う円売りが優勢で、ドル・円相場は一時3営業日ぶりに1ドル=109円台を付けた。

  ドル・円相場は朝方の108円台半ばから、午後には一時109円05銭と8日以来の水準までドル買い・円売りが進行。午後3時40分現在は108円95銭前後となっている。

  SMBC信託銀行プレスティアの尾河真樹シニアFXマーケットアナリストは、原油相場には底打ち感が出てきており、全体的にリスクオンという中でドル・円も「少しショートカバー(買い戻し)モード」になっていると説明。ただ、2月11日以降の下降トレンドの平行ラインの下限を回復するには至っておらず、足元109円30銭辺りの同下限を超えるまでは「底固めしたとの判断はしにくい」と話した。

  この日は原油高を背景にリスク選好の動きから資源国通貨が買われ、円が全面安となった前日の海外市場の流れが継続。中国の3月の輸出が予想以上に増加したことを受け、対オーストラリア・ドルでは一時今月5日以来となる1豪ドル=84円台へ下落した。

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