ブラジル株:ボベスパ指数、世界の株価上昇けん引-政権交代見通しで

  • ブラジル下院特別委はルセフ大統領の弾劾勧告を可決
  • 通貨レアルは中銀の過去最大の介入にもかかわらず上昇

12日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上昇し、世界の株価上昇をけん引した。同国のルセフ大統領の弾劾の実現が近いとの見方が強まっている。

  ボベスパ指数は昨年7月以来の高値に上昇した。ブラジル下院特別委員会はルセフ大統領の弾劾勧告を当初予想を上回る賛成多数で可決。下院本会議が17日にも弾劾の賛否について採決を行う準備が整った。また、通貨レアルは同国中央銀行が上昇抑制のために1日としては過去最大となる80億ドル(約8700億円)規模の介入を実施したにもかかわらず、3営業日続伸した。

  ボベスパ指数は前日比3.7%高の52001.86で取引を終了。銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングやブラデスコ銀行が高い。鉄鉱石生産最大手ヴァーレは商品相場高を受けて上昇した。イタウは4.5%、ブラデスコは4.1%、ヴァーレは10.9%それぞれ値上がりした。レアルは0.1%高の1ドル=3.4889レアル。

  資産運用会社FNキャピタルのエコノミスト、パウロ・フィゲイレド氏は「投資家は政権交代の見通しに極めて楽観的だ。委員会採決の結果は野党の予想をはるかに上回った。政治が引き続きブラジル資産の主なけん引役となっているが、弾劾は複雑なプロセスであり市場の変動に備える必要がある」と語った。

原題:Ibovespa Leads World Gains as Real Rises Amid Impeachment Wagers(抜粋)

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