米国株:上昇、原油高でエネルギー株に買い-企業決算は振るわず

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12日の米国株式相場は1週間ぶり高値に上昇。第1四半期決算は芳しくないスタートとなったが、原油価格がバレル当たり42ドル台に乗せたことが好感された。

  エネルギー株は上昇。ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が約4カ月ぶり高値に上昇した。産油量据え置きをめぐりサウジアラビアとロシアが合意しそうだとの見方が背景。チェサピーク・エナジーは上場来最大の値上がり。一方、アルコアは下落。アルミ需要見通しを下方修正した。ジュニパー・ネットワークスも安い。売上高が予想を下回った。

  S&P500種株価指数は前日比1%高の2061.72。ダウ工業株30種平均は164.84ドル(0.9%)高の17721.25ドル。

  ガイドストーン・キャピタル・マネジメントのグローバル投資ストラテジスト、デービッド・スピカ氏は「原油価格がセンチメントを動かしている」と述べ、「よりハト派的な金融政策当局や継続的な原油価格の上昇、さらにドル軟調といった株式にとって明るいセンチメントが続いている」と述べた。

  今年の第1四半期決算は金融危機以来で最も厳しいと予想されており、アナリストの間では第1四半期利益は10%減が見込まれている。特に銀行では20%減益が予想されている。

  スピカ氏は「力強い増収がない。それがアルコアの決算で示された」と語り、「特に賃金上昇圧力があるため、力強い増収を見ない限り、株価上昇を裏付けるのは困難だ」と続けた。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は7.9%低下して14.97と、1週間ぶりの低水準だった。

  S&P500種産業別10指数はいずれも上昇。この日は特に金融株が良好だった。JPモルガン・チェースやシティグループなどは今週決算を発表する。

原題:U.S. Stocks Rise as Crude Rally Boosts Energy, Offsets Earnings(抜粋)

(第5段落以降を追加します.)
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