欧州株:3日続伸、鉱業や石油・ガスに買い-企業決算に注目

12日の欧州株式市場では指標のストックス欧州600指数が3営業日続伸した。荒い値動きの中、鉱業株と石油・ガス銘柄の上げが目立った。ユーロ圏企業の健全さを見極めようと、業績に注目する動きが広がった。

  英アングロ・アメリカンが9.2%高となるなど、鉱業株の上昇率は業種別19指数の中で首位。金属価格の上昇に加え、ダイヤモンド子会社のデビアスが増収見通しを示したことなどが買い材料となった。原油高を背景に石油・ガス銘柄も値上がり。仏高級品メーカーのLVMHモエヘネシー・ルイヴィトンは1.5%上げた。売上高が予想を下回ったことから売られたものの、上げに転じて引けた。

  ストックス600指数は0.5%高の334.64で取引を終了した。朝方に付けた0.7%安から切り返し、0.6%高となる場面もあった。

  ランプ・アセット・マネジメント(デュッセルドルフ)で株式投資を担当するファンドマネジャーのミヒャエル・ボイシュネック氏は「投資家は混乱しており、方向感がわからない状態だ」とし、「企業業績は市場予想の範囲内だろうが、今後の見通しは市場が考えていないほど控えめだろう」と語った。

  11日のアルコアで米企業決算シーズンが幕を開け、投資家の関心は企業業績に移行しつつある。今年の世界アルミ需要見通しを引き下げたアルコアは値下がりした。欧州では今週、テスコやソデクソ、カジノ・ギシャール・ペラションが決算を発表する。アナリスト調査では、ストックス600指数の構成銘柄の16年利益は2.8%減少が見込まれている。

原題:European Shares Climb as Miners Gain, Investors Assess Earnings(抜粋)

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