IMF、「Brexit」は世界経済に深刻な悪影響及ぼすと警告

国際通貨基金(IMF)は12日公表した最新の世界経済見通し(WEO)で、英国の成長率予想を下方修正した上で、同国が欧州連合(EU)から離脱した場合は世界経済に「深刻」な悪影響が及ぶと警告した。

  IMFは四半期ごとのWEOで、起こり得る英国のEU離脱(Brexit)を世界的な主要リスクの一つに挙げた。EU離脱が国民投票で可決されれば「大きな問題」をもたらし、「従来の貿易関係に混乱が生じ、地域や世界全体に深刻な悪影響を及ぼす」恐れがあると指摘した。国民投票は6月23日に実施される。

  さらに、「離脱後の取り決めをめぐる交渉は長引く可能性が高く、そうなれば不透明感の高まった状態が長期にわたって続き、信頼感や投資に強い悪影響をもたらし、金融市場のボラティリティを高める可能性がある」と指摘。離脱となれば、「相互の貿易や金融の流れに混乱が生じる公算が大きい」と続けた。

  IMFはまた、2016年の英成長率の予想を1.9%と、従来の2.2%から引き下げた。17年の予想は2.2%で据え置いた。

原題:‘Brexit’ Fallout Could Cause Severe Global Damage, IMF Warns(抜粋)

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