米ボーイングがイラン航空会社と協議、制裁解除後初-エアバスに対抗

  • ボーイング737、777、787の詳細をイラン側に説明
  • イラン国内の政治反動や次期米大統領をめぐるリスクが存在

米航空機メーカー、ボーイングはイラン経済制裁の解除後初めて、同国の航空会社と協議を行った。3カ月前に約270億ドル(現在の為替レートで約2兆9000億円)相当の受注を獲得した欧州のエアバス・グループに対抗し、世界でも数少ない未開拓の航空市場に参入するため、ボーイングの経営幹部らが3日間の日程でテヘランを訪問した。

  イラン航空会社連盟のサマニ事務局長が電話インタビューで明らかにしたところによれば、11日までのテヘラン滞在中にボーイング幹部は同社ジェット旅客機737、777、787の詳細について説明。資金調達の方法やイラン国内で長く使われ老朽化したボーイング旅客機の整備・保守についても話し合った。

  しかしボーイングは、利益が確実でないという問題やリスクに直面せざるを得ない。イラン国内の強硬派の反米傾向が根強く、米国の影響力拡大阻止に動いていることを考えると、政治反動の恐れが残る。さらに次期米大統領が制裁の再び発動する場合に備え、解約の余地を残す必要に迫られる可能性がある。

原題:Boeing Takes First Step Into Iran Months After Airbus Bonanza(抜粋)

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