中国の新希望集団の資産家創業者、次なるメニューは国外の養殖事業

  • 新希望集団、東南アジアの養殖会社買収を計画
  • 国外でのM&Aに向こう3-5年間に総額約1700億円を投資へ

中国の非上場農牧最大手、新希望集団の劉永好会長は、総額100億元(約1700億円)規模の国外事業拡張計画の一環として、東南アジアで水産養殖事業の買収を目指している。

  劉会長(64)は北京でのインタビューで「水産養殖会社の買収を計画している」と説明。買収候補の企業名は明らかにしなかったものの、標的企業はかなり大規模で、陽光や水、土地などの自然資源に加え、低コストの労働力を備えている必要があると述べた。

  劉氏のコメントは、新希望集団や中国化工集団(ケムチャイナ)などの中国の農業関連会社の間で、世界最大の人口を擁する同国の食糧確保に向け国外資産への買収意欲が高まっていることを示している。中国の中産階級の増加に伴う需要拡大を背景に、新希望集団だけでも国外の良質タンパク質と食品関連資産に向こう3-5年間で100億元を投資することを計画している。

  劉氏は「規模と市場の大きさを生かして国外で買収を進める方針だ」と語る。

  新希望集団を創業し豚肉飼料販売からスタートした劉氏は、飼料全般と食肉処理のほか、乳製品や融資、不動産、化学などに事業を拡大。ブルームバーグ・ビリオネア指数によれば、劉氏の資産評価額は現在、50億ドル(約5400億円)を超えている。

  劉氏は、中国では畜産能力が不足している上、牛肉や子羊、魚介類などの国内需要が拡大していることを挙げ、新希望集団が国外で畜産会社の買収も検討していることを明らかにした。

原題:Fish Farms Are Next on Menu for New Hope’s Billionaire Founder(抜粋)

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