米マクドナルド、株式投資家に人気-ウォール街アナリストは軽視でも

  • この10年間の株価上昇率は267%、過去1年で30%強上げる
  • 人件費増加や食品の品質評価など懸念材料は多い

マクドナルドは多くの問題を抱えているものの、投資家の間でこのところ人気が高い。アナリストは人件費の増加や、食品の品質に関する消費者の低評価など懸念材料を見つけるのに苦労しないが、投資家は同社を愛してやまない。確かに同社の米既存店売上高が7四半期連続で減少し、株価が低迷したことがあった。しかし昨年、スティーブ・イースターブルック氏が最高経営責任者(CEO)に就任すると株価は回復し、この1年間で30%強上昇した。過去10年間の上昇率は267%に達する。

  業界調査会社テクノミックのボブ・ゴールディン副会長は「マクドナルドは難題を抱えているが、回復力が強い」と指摘。マクドナルドのファンだという同氏だが、米市民の間で栄養面の意識が高まって「ビッグマック」離れが起きる恐れなど幾つかのマイナス要因を挙げた。

  イースターブルックCEOが昨年10月、国内店舗のほとんどで朝食メニューのエッグマックマフィンの終日提供を開始したことなどが奏功し、同社株は低迷を脱した。10-12月(第4四半期)の米既存店売上高は5.7%増加と、2012年以来の大幅な伸びとなり、世界事業の利益は10%増加した。現在のマクドナルドの株価収益率(PER)はS&P500種株価指数全体を38%上回っている。昨年初めは3.2%下回っていた。

原題:McDonald’s and Its 267% Rally Get No Respect From Wall Street(抜粋)

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