衆院補選告示、勝敗は解散判断に影響か-北海道5区で与野党激突

更新日時
  • 衆参同日選できないと安倍政権は八方ふさがりに-評論家・有馬氏
  • 京都3区で自公は候補擁立断念-宮崎謙介前衆院議員が辞職

7月に予定されている参院選の前哨戦となる衆院北海道5区、京都3区の補欠選挙が12日、告示された。投開票日は24日。与野党対決となる北海道5区補選の結果は、衆参同日選挙の判断を含めた安倍晋三首相の政権戦略にも影響を与える可能性がある。

  自民党の町村信孝前衆院議長の死去に伴う北海道5区補選は、自民党新人で公明党などが推薦する和田義明氏(44)と、民進、共産両党などが推薦する無所属新人の池田真紀氏(43)の対決。民進、共産などは参院選でも1人区を中心に統一候補擁立を進めている。自民党は宮崎謙介前衆院議員の辞職に伴う京都3区補選では候補者擁立を断念した。

  自民党の谷垣禎一幹事長は8日の記者会見で、北海道5区の情勢について「気を抜けない状況が続いているというのが現状だ」と分析し、総力戦との認識を示した。下村博文総裁特別補佐は3月27日、フジテレビの番組で「北海道5区の補選の結果がその後の政局や解散総選挙にはものすごく直結する」との見方を示している。

  和田氏は町村氏の女婿で地盤を受け継いだ。池田氏の公式ウェブサイトによると、同氏は福祉関係の仕事をしながら2人の子どもを育てたシングルマザー。政治評論家の浅川博忠氏は「自民党候補が圧勝すれば、衆参同日選の可能性が高まるが、ぎりぎりで勝つとか負けることになれば遠のく」との見方を示した。

菅氏は解散戦略への影響否定

 
  一方、菅義偉官房長官は12 日午前の記者会見で、衆参同日選の見方がある中で補選の結果が安倍政権の選挙戦略に与える影響については「そこは全くないと思います」と語った。その上で、「いずれにしろ、それぞれの候補者が地域の問題を含めて正々堂々と政策論争をすることだ」と語った。

  政治評論家の有馬晴海氏は大震災など「よほどのことがない限り、ダブル選挙をやると思う」と指摘する。北海道5区補選で自民党候補が敗北した場合は「何となく旗色が悪い感じになる」としながらも、低年金受給者への給付金支給などの政策を挙げ、「衆参ダブル選挙をやる方向で進めていたのに、ここで解散できないと安倍政権は八方ふさがりになる」と述べた。

  

(第2、5段落の一部、第4段落を追加します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE