きょうの国内市況(4月12日):株式、債券、為替市場

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●日本株は反発、為替安定とリスクオフ巻き戻し-輸出や金融、鉄鋼上げ

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  東京株式相場は反発。ドル・円相場の落ち着きを受け、輸送用機器や機械、電機など輸出株が見直され、欧州の銀行株高などが好感され、東証1部33業種の上昇率トップは銀行だった。野村ホールディングスなど証券株も上げ、鉄鋼市況の上昇が追い風となった鉄鋼株も高い。

  TOPIXの終値は前日比19.56ポイント(1.5%)高の1299.35、日経平均株価は177円66銭(1.1%)高の1万5928円79銭。

  DIAMアセットマネジメントの武内邦信エグゼクティブポートフォリオマネジャーは、「一気に円高が進んだ後、麻生財務相発言で為替が小康状態となっており、下げを先導してきた自動車や銀行株中心に買い戻しが入っている。いったん下げ過ぎの反動」と言う。

  東証1部33業種は銀行、証券・商品先物取引、鉄鋼、海運、輸送用機器、非鉄金属、機械、電機、パルプ・紙、その他金融など27業種が上昇。鉄鋼は、中国で11日の市況が1カ月超ぶりの大幅高を記録する材料があった。水産・農林、食料品、陸運、情報・通信、小売、空運の6業種は下落。値上がり銘柄数は1331、値下がりは515。東証1部の売買高は21億3832万株、売買代金は2兆848億円。

  売買代金上位では、前日にがん免疫薬「オプジーボ」の2017年3月期売上高見通しを公表した小野薬品工業、モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を「オーバーウエート」に上げた大塚ホールディングスが高い。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンク3行、トヨタ自動車やファナック、村田製作所、野村HD、新日鉄住金、川崎重工業も買われた。半面、みずほ証券が17年2月期以降の業績予想を減額し、目標株価を小幅に引き下げたセブン&アイ・ホールディングスは下落。業績悪化のJSRも安い。
  

●債券は上昇、30年債利回り過去最低-プラス金利を求めた買いとの見方

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  債券相場は上昇。新発30年債利回りは過去最低を更新した。米債安を受けて売りが先行した後は、超長期ゾーンを中心にした買いが優勢となり、相場全体を押し上げた。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は、前日比4銭安の151円63銭で始まり、いったん151円61銭まで下落した。徐々に水準を切り上げ、一時は151円81銭と3月31日以来の高値を付けた。結局は8銭高の151円75銭で引けた。

  現物債市場で新発30年物の50回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)低い0.39%と、過去最低を更新して始まった。その後は0.40%を付けている。新発20年物の156回債利回りは0.5bp高い0.32%で開始後、0.31%まで下げた。長期金利の指標となる新発10年物国債の342回債利回りは0.5bp高いマイナス0.085%で始まった後、マイナス0.095%に下げた。

  財務省がこの日午後に発表した表面利率0.1%の10年物価連動債(21回債)の入札結果によると、最低落札価格は104円90銭と、予想の104円70銭を上回った。最高落札利回りはマイナス0.376%。応札倍率は2.84倍と、2015年1月入札以来の高水準となった。

  損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの平松伸仁債券運用部長は、「30年債などに買いが入っている。為替の水準を含めて、日銀の追加緩和があるのかどうかが注目される。マイナス金利拡大がなくても、超金融緩和が続くので、プラスの利回りを求めた買いが入りやすい」と指摘。「期初の売りで利回り上昇を期待していたが、なかなか上がらないので、買いが入っているのではないか」と言う。

●円全面安、資源国通貨高主導で円売り圧力強まる-対ドル108円台前半

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  東京外国為替市場では円が全面安となり、対ドルで1ドル=108円台前半に水準を切り下げた。原油価格の戻り基調を背景に資源国通貨が堅調に推移したことから、クロス・円(ドル以外の通貨の対円相場)を通じて円売り圧力が強まった。

  午後3時25分現在のドル・円相場は108円30銭付近。朝方に付けた107円87銭から午後には一時108円36銭まで円安が進んだ。円は主要16通貨全てに対して前日終値から下落。対円で上昇率トップのオーストラリア・ドルは一時1豪ドル=82円74銭と、3営業日ぶりの高値を付けた。

  ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)の平野淳外国為替営業部長は、17日の産油国会合を前に「商品市況が堅調で資源国通貨が買われるなど、リスクセンチメントは悪くない」と指摘。ドル・円は前日まで7営業日続落してきたこともあり、RSI(相対力指数)などテクニカル面で売られ過ぎ感が強まってきていると言い、「調整で109円にアプローチする可能性も十分あるだろう」とみる。

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