ブラジル株:ボベスパ指数反落、レアルは上昇-大統領弾劾の採決控え

11日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は反落。ルセフ大統領弾劾の是非を検討している連邦議会下院特別委員会の採決を控えて一時1.6%高まで上昇していたが、引けにかけて下落に転じた。航空機メーカーのエンブラエルやビール会社のアンベブが安い。

  通貨レアルは昨年8月以来の高値を付け、ブルームバーグが調査する主要16通貨の中で最も大きく上昇した。レアルは1-3月(第1四半期)に世界の通貨の中で最高のパフォーマンスを演じた。ルセフ政権に代わる新政権がこの約100年で最悪のリセッション(景気後退)に陥っているブラジル経済を立て直し、財政赤字が抑制されるとの見方が背景にある。

  ボベスパ指数は前週末比0.3%安の50165.47で取引を終了。エンブラエルは5.1%。アンベブは2%それぞれ値下がり。レアルは2.8%高の1ドル=3.4925レアル。

  スイスクオート銀行のアナリスト、アルノー・マセ氏は「今週はブラジルの政治勢力が塗り替えられる転換点となる可能性があり、市場は弾劾の行方を注視している。採決をめぐる強い不透明感のせいで資産の変動は続くだろう」と語った。ブラジル紙エスタド・ジ・サンパウロによると、ルセフ大統領の弾劾を支持する議員が増えている。下院特別委員会は11日中に弾劾を進めるかどうかの採決を行う予定で、17日には本会議で採決される可能性がある。

原題:Brazil Real Leads World Gains on Impeachment Vote as Stocks Fall(抜粋)
原題:Brazilian Stocks Erase Advance as Embraer, Ambev Decline(抜粋)

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