仏LVMH:1-3月売上高が予想下回る-高級品業界全体が減速

世界最大の高級品メーカー、仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンの1-3月(第1四半期)売上高は市場予想を下回った。テロの標的となった欧州への旅行客減少が響いたもので、業界全体が減速している。

  11日の市場取引終了後のLVMHの発表によると、1-3月売上高は為替動向と買収を除いたベースで3%増加。増収率はアナリスト20人の予想中央値だった4.1%に届かなかったほか、前期の5%も大幅に下回った。ファッションと革製品で構成する同社最大部門の売上高はほぼ変わらず。アナリストらは2.5%増を見込んでいた。

  高級品業界では、5年ぶり低水準の利益となったプラダがこの日にさらなる店舗閉鎖を発表。競合他社が需要減退に苦しむ中でも、LVMHはこれまで比較的堅調な業績を維持してきたが、同社も遂に影響を免れなくなった。パリやブリュッセルを襲ったテロ攻撃や新たな査証要件が観光客を遠ざけ欧州販売を抑制している。香港や中国での需要急減も事業拡大を抑えている。

  LVMHの1-3月総売上高は4%増の86億2000万ユーロ(約1兆630億円)。アナリスト予想は87億3000万ユーロだった。

原題:LVMH Joins Luxury Peers as Sales Miss Estimates on Slowdown (1)(抜粋)

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