SF連銀総裁:FOMCのデータ重視、市場のニュースへの感度上げる

  • ウィリアムズ総裁はパイル研究員と書簡を共同執筆
  • データへの依存度を測る市場ベースの指標は過去1年に上昇

投資家は金融政策を米金融当局の目線で見るようになった。

  米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長はほぼ2年にわたって、利上げの決定はデータ次第だと説いてきた。サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁と同連銀のベンジャミン・パイル研究員によると、市場参加者は目下、経済ニュースへの感度を高めている。

  ウィリアムズ総裁とパイル氏は11日公表された書簡で、「データへの依存度を測る市場ベースの指標はかつての標準的水準をなお下回っているものの、この1年前後で著しく上昇してきた」と指摘。「これは金融政策決定がデータ次第との見方を投資家が強めていることを示唆している」と続けた。

  同リポートによれば、債券利回りなど先行きの金利に関する市場ベースの指標は通常、上昇あるいは低下することで経済指標に反応するが、借り入れコストがゼロに近く、ゼロ近辺に長期間とどまると見込まれる環境では、このパターンは機能しないことがあり得る。実際に2010-14年には、償還期限が1年以下の米国債利回りは経済ニュースにほとんど反応しなかったという。

  「経済が好転しており、米連邦公開市場委員会(FOMC)がコミュニケーションで政策行動はデータ次第だと強調している現在、先行きの金利に関する市場ベースの指標は経済ニュースに反応しやすくなっている」と同総裁とパイル氏は記述。「期間が長めの利回りは特にニュースへの反応が強くなった」とし、「金利は向こう2年間にゼロから一段と離れていくとの投資家の期待を反映している」と分析した。

原題:Williams Says Market Views Fed as Increasingly Data-Dependent (抜粋)

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