ウォール街の報酬は25年で倍増、差は開くばかり-他業種の5倍に

  • 2014年のウォール街報酬は約2860万円-労働統計局
  • ニューヨーク市では証券業界報酬が他業種の約6倍

ウォール街で働くバンカーや証券マンはボーナスの減少傾向を嘆くが、他の業界に比べれば恵まれている。

  格差はこの25年間にますます顕著になった。米労働省労働統計局のデータによれば、投資銀行バンカーと証券マンの給料・ボーナスを合わせた報酬は1990-2014年にインフレ調整後で117%増え、14年は26万4357ドル(約2860万円)となった。一方、その他の業種は21%の増加にとどまり5万1029ドル。ウォール街の約5分の1にすぎない。

  シカゴの転職あっ旋会社、チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスのジョン・チャレンジャー最高経営責任者(CEO)は、報酬格差が今年の大統領選挙戦のテーマの一つになっており、その結果「反ウォール街の流れが全米で渦巻いている」と話した。

  この差はニューヨーク市では特に大きい。ニューヨーク州のディナポリ会計検査院長が所得税の記録からまとめたデータによると、証券業界従業員の14年報酬(給料とボーナスを含む)は40万4800ドルで、民間セクターの他の業界の平均7万2300ドルの6倍に近かった。11年の約5倍から差が拡大していた。

  金融危機後の一つの変化はボーナスの減少。会計検査院のデータによれば、ニューヨーク市の証券業界従業員のボーナスは06年のピークから35%減った。

原題:Wall Street Wages Double in 25 Years as Everyone Else’s Languish(抜粋)

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