アジア・太平洋株式サマリー:中国、香港株が上昇-インド株は反発

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  11日の中国株式相場は上昇。今月に入り最大の上げとなった。工業需要に持ち直しの兆しが示される中で、商品株や金融銘柄を中心に買われた。

  上海総合指数は前週末比1.6%高の3033.96で終了。素材株の指数は3カ月ぶりの高値で引けた。CSI300指数は1.4%高。

  中国国家統計局がこの日発表した3月の生産者物価指数(PPI)は前月比で0.5%上昇と、2013年9月以来のプラスとなった。3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.3%上昇と、上昇率は2月から変わらずだった。

  君康人寿保険の呉侃ファンドマネジャー(上海在勤)は、「PPIの数字は景気が持ち直しつつあるとのシグナルを発しているほか、CPIも過度に上昇が加速していないという限りでは許容範囲にある」と指摘した。

  鉄鋼を中心に素材銘柄が買われた。CSI300指数の業種別で素材株の指数が2.5%高と最大の上げ。武漢鋼鉄(600005 CH)と廈門鎢業(600549 CH)は共に値幅制限いっぱいの10%高。宝山鋼鉄(600019 CH)は6.4%値上がり。

  香港市場ではハンセン中国企業株(H株)指数が1.2%高で終了。ハンセン指数は0.4%高と、4営業日続伸。昨年12月以来最も長い値上がり局面となった。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  11日のインド株式相場は反発。他の新興国市場や欧州の株高を反映した。電力株と工業株の上げが目立った。指標のS&P・BSEセンセックスは先週、2カ月ぶり大幅安となっていた。

  インド最大の携帯電話サービス企業、ブハルティ・エアテルは過去2カ月で最大の上昇。第4世代(4G)移動体通信向け周波数を競合のエアセルから取得することで合意した。発電機メーカーのバーラト重電機も買われ、月初来上昇率は12%に達した。アダニ・ポーツ・アンド・スペシャル・エコノミック・ゾーンは構成銘柄の中で最も大きな上げとなった。決算発表を控えたソフトウエア輸出のタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)とインフォシスも値上がりした。

  センセックスは前週末比1.4%高の25022.16で終了。欧州株式市場の取引開始後に買いが膨らんだ。先週1.1%下げたMSCI新興市場指数はこの日、プラス圏で推移している。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前週末比0.1%安の4931.53。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前週末比0.1%安の1970.37。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前週末比0.3%高の8562.59。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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