ドイツ銀、人件費をさらに2340億円節約することが可能-JPモルガン

  • 「オーバーウエート」の判断は今年これまでのところ間違いだった
  • ドイツ銀は今月、新たなコスト削減目標を示す可能性-アナリスト

ドイツ銀行は一段とコストを削減する必要があり、主に採用凍結によって今年、最大で19億ユーロ(約2340億円)を節約することができるだろうと、JPモルガン・チェースのアナリストらが指摘した。

  ロンドン在勤のアナリストらは11日のリポートで、ドイツ銀が今月の1-3月(第1四半期)決算発表時に、「弱い収入環境」の中で投資家の「信頼を回復」するため新たなコスト削減目標を示す可能性があるとの見方を示した。四半期決算が削減の進展を示す公算があることから投資判断は引き続き「オーバーウエート」としている。

  ジョン・クライアン共同最高経営責任者(CEO)は9000人の削減と情報技術(IT)システムの更新や重複解消によってリターン向上を目指しているが、世界的な相場低迷や商品安、成長への懸念が投資銀行部門の収入の足かせとなる。

  キアン・アボホセイン、アミット・ランジャン両氏はリポートで「われわれは新経営陣のコスト管理発言を信用し過ぎた。コストに関する行動の兆候がまだ見られない」と指摘。今年これまでについては「オーバーウエート」の投資判断は間違いだったと記している。ドイツ銀株は年初来で38%下落。

  採用凍結に加え、ドイツ銀はボーナスの中の株式部分を増やし、行員の中で若手が占める割合を拡大、3万人いる外部コンサルタントをさらに10%減らすことでコストを低減できるとも、JPモルガンは指摘した。

  また、今年の業績が赤字になった場合の報酬のクローバックを経営陣が約束すべきだとも記述した。

原題:Deutsche Bank Could Save $2.2 Billion Staff Costs, JPMorgan Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE