ドイツ銀がキプロスRCBに関係解消を通告-パナマ文書の公表前に

  • VTB46%出資のRCBはロシア大統領に近い人物らと関係との報道
  • パナマ文書のリークで関係を断つ手続きのペースが速まったと関係者

ドイツ最大の銀行であるドイツ銀行は、ロシア国有VTBグループが46%出資するキプロスのRCB銀行に対し、関係を解消すると通告した。同行をめぐっては、ロシアのプーチン大統領に近い人物らが関係する最大20億ドル(現在の為替レートで約2154億円)のオフショア取引をアレンジしたと報道された。

  RCB銀行は電子メールで8日配布した発表文で、ドイツ銀行から3月21日に解消決定の通知を受け、移行期間中については両行間でコルレス契約の業務関係が続いていることを明らかにした。ドイツ銀行の関係者は、コメントを控えている。

  詳細が非公開であることを理由に事情に詳しい関係者1人が匿名を条件に語ったところでは、RCBに言及した「パナマ文書」に関する国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)の調査報告が公表される前にドイツ銀はRCBとの関係を終わらせるために動いていたが、リークによって手続きのペースが速まったという。

  RCBはドイツ銀の今回の決定とパナマ文書のリークとの関係について、「断固否定する」と8日コメントした。RCBのウェブサイトには、外国為替取引でコルレス契約を締結した取引先の銀行として、米ドルとユーロでドイツ銀、ポンドで英銀バークレイズ、スイス・フランでクレディ・スイス・グループ、米ドルでシティグループ、人民元で中国銀行、ロシア・ルーブルでVTBの名前が掲載されている。

原題:Deutsche Bank Cuts Ties to RCB, Cyprus Firm Named in Panama Leak(抜粋)

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