米企業業績に強気シグナル、株価変動に翻弄される投資家に光明

  • アナリストによる利益予想引き下げペースが8カ月ぶりに鈍化
  • 企業業績は底入れしつつあるとボヤ・インベストメントが分析

米企業業績の低迷局面が1年前に始まって以来、企業利益に関する好材料はほとんどなかったが、ようやく待望のシグナルが出現した。

  今週のアルコア決算を皮切りに始まる決算シーズンは一見、極めて振るわないように思える。純利益は10%減少と、金融危機後の2009年以来最悪になる見込みだからだ。しかし、アナリスト業績予想修正の集計を基に算出されるバンク・オブ・アメリカ(BofA)の指数は、利益下方修正のペースが8カ月ぶりに鈍化したことを示した。こうした動きは2001年と08年に企業業績サイクルが底入れする前にも見られた。

  業績悪化に歯止めがかかっている兆しは投資家に歓迎される見込みだ。S&P500種株価指数は年初から2月初旬にかけて11%下落した後、1933年以来の大幅回復を遂げ、投資家を翻弄(ほんろう)した。

  ボヤ・インベストメント・マネジメントのマルチ資産戦略責任者、ポール・ゼムスキー氏は「企業利益は底入れしつつあり、やがて増加し始めるだろう」と分析。「これが十分織り込まれているとは思わない」と述べた。

  BofAの指数では、過去3カ月にアナリストが通期利益予想を修正した企業の数を集計。予想の上方修正と下方修正の比率を指数化している。指数の上昇は下方修正の件数が減ったことを示す。3月は0.53と、7年ぶり低水準だった2月の0.47から回復。昨年7月以来の上昇となった。

原題:Whipsawed Wall Street Traders Find Bullish Signal in Bad Profits(抜粋)

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