中国中銀は国際収支に応じて漸進的な預金準備率調整を-馬駿氏ら提言

  • 資本フローが不安定な局面で銀行システムの流動性管理に役立つ
  • 短期金利変更による伝達の有効性は米国の20-80%にとどまる可能性

中国人民銀行(中央銀行)は、国際収支の動向に応じて預金準備率を漸進的に調整すべきだと人民銀のエコノミストらが指摘した。

  人民銀研究局の馬駿チーフエコノミスト率いる研究チームは、人民銀のウェブサイトに掲載された報告書で預金準備率について、中国のマクロ経済の需要に応じて引き上げたり、引き下げたりすべきだと主張。また、中国は金利メカニズム改善のためだけでなく、銀行によるリスクヘッジを可能にする国債先物や金利スワップなどデリバティブ(金融派生商品)をさらに発展させるという意味でも、新たな政策手段の開発が必要との見解を示した。

  預金準備率の調整は、資本フローが不安定な局面で人民銀が銀行システムの流動性を管理する役に立つ可能性がある。

  馬チーフエコノミストらは実証研究の結果、中国の短期市場金利の変更によって銀行の貸出金利に影響を与えることは可能だが、伝達システムの有効性は米国の20-80%にとどまることが考えられると分析した。

原題:PBOC Economists Call for Gradual Adjustment to Reserve Ratios(抜粋)

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