中国:3月消費者物価は2.3%上昇、高い伸び続く-食品値上がり

更新日時
  • 食品価格は7.6%上昇-野菜や豚肉が大幅値上がり
  • PPIの前年同月比での低下は鈍化-前月比では13年以来の上昇

中国の消費者物価指数(CPI)は3月も引き続き高い伸びとなった。食品の大幅値上がりを反映した。生産者物価指数(PPI)の落ち込みは和らいだ。

  国家統計局が11日発表した3月のCPIは前年同月比2.3%上昇。伸び率は2月の水準に並んだ。食品価格が7.6%上昇した。3月のPPIは同4.3%低下。低下率は2月の4.9%から縮小した。

  野菜や豚肉など主に食品価格に押し上げられているとはいえ、インフレ率が昨年から上向いていることで、中国人民銀行(中央銀行)による緩和手控えが延長される可能性がある。一部の価格上昇は季節的および一時的かもしれないものの、不動産市場の回復や商品価格の反発は、デフレの脅威の最悪期は過ぎた可能性があることを示唆している。

  コメルツ銀行のシンガポール在勤エコノミスト、周浩氏は「不動産と食品の価格上昇は今後数カ月にわたりCPI上昇率に衝撃を与える可能性があるものの、中国のインフレ問題を懸念するのは時期尚早だと考えている」と指摘。「中国当局の視点からみれば、デフレ退治の方が重要だ」との見方を示した。

  食品を除いたCPIは前年同月比1%上昇と、人民銀がまだインフレ傾向を懸念する必要がないことが示唆された。CPIは前月比では0.4%低下。人民銀は今年の物価上昇率目標を3%に定めている。

  PPIは前年同月比ベースでは、引き続き鉱山・原材料コスト低下が響いた。前月比では0.5%上昇。前月までは2年余りにわたりマイナスが続いていた。

原題:China Consumer Prices Steady on Food as Factory Deflation Eases(抜粋)

(3段落以降を追加して更新します.)
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