米シェブロンなど石油メジャー3社を格下げ、原油安で-ムーディーズ

  • 原油価格低迷の長期化が予想されることを理由に挙げた
  • 英BPの格付けは据え置き-原油流出事故の和解で事業に明確さ

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、世界の大手エネルギー会社3社の信用格付けを引き下げた。 原油価格の低迷がさらに長期化し、レバレッジをめぐる懸念を引き起こすと予想しているためだ。

  ムーディーズの8日の発表によると、米シェブロンと英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルの格付けは1段階、フランスのトタルは2段階それぞれ引き下げられた。

  ムーディーズによると、シェブロンは今後少なくとも2年にわたり、債務増加に伴いキャッシュフローがマイナスになると見込まれる一方で、シェルはBGグループ買収を受けてレバレッジが上昇する見通し。また、原油価格は今年と来年を通じて低水準にとどまり、トタルの営業キャッシュフローと信用指標を引き続き圧迫すると予想されている。

  シェブロンとシェルの格付けは3番目に高い「Aa2」となり、従来の「Aa1」から引き下げられた。トタルは「Aa1」から「Aa3」に格下げされた。

  一方、ムーディーズは英BPの格付けを「A2」に据え置いた。BPの信用指標と事業プロフィルは他の石油メジャーと比べて遜色ない上に、マコンド油井原油流出事故をめぐり2015年7月に和解したことで法務面での不確実性が低下し、事業に明確さがもたらされたと説明している。

原題:Three Oil Majors Have Debt Ratings Cut by Moody’s on Price Rout(抜粋)

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