原油上昇の終了見込む売り持ち増は時期尚早-在庫減少で値上がり

  • WTI原油の売り持ち、昨年7月以降で最大の35%増加
  • 米国の原油在庫は494万バレル減少

原油価格上昇の終了を予測していたヘッジファンドは、米国の原油在庫が予想外に減少したことを受けて価格が11%上昇した機会を逸した。

  米商品先物取引委員会(CFTC)によれば、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油の売りポジションは5日終了週に35%増加。その翌日に米政府が発表した在庫統計で、米国の原油在庫は494万バレル落ち込み8週間ぶりの減少となった。

  コンサルタント会社フロスト&サリバン(ヒューストン)の石油・ガス担当ディレクター、カール・ラリー氏は「市場関係者は皆、在庫が積み上がったと考えていた」が、実際のデータではそうではなかったことが示されたと指摘。「相場は若干回復しつつある」と述べた。

  ニューヨーク商業取引(NYMEX)のWTI先物5月限はCFTCの報告書対象期間中に6.2%下げ1バレル=35.89ドルとなったが、8日には39.72ドルに回復した。

  CFTCのデータによれば、価格下落を見込む先物とオプションの売りポジションは5日終了週に2万6521枚増え10万2119枚と、昨年7月以降で最大の増加を示し、買越残高は12%減少した。

原題:Reports of Oil Rally’s Death Premature as Inventories Decline(抜粋)

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