欧州債:フランス国債中心に長期債下落-20年債と50年債の発行計画で

11日の欧州債市場ではフランス国債を中心にユーロ参加国の長期債が下落した。同国が銀行団を通じて期間20年と50年の債券を発行する計画を発表したことが背景にある。

  ドイツ10年債も値下がりし、利回りは約1年ぶりの低水準から上昇。フランス当局はウェブサイトに掲載した声明で、市場の状況を見つつ2036年5月と66年5月の償還債を近く発行する方針を明らかにした。ブルームバーグ・世界国債指数によれば、残存期間20年超のフランス国債の年初来リターンはこれまでプラス14%。同国債全体では4.3%となっている。

  みずほインターナショナルの金利戦略部門責任者、ピーター・チャットウェル氏(ロンドン在勤)は、「まず市場が吸収するのにかなりの規模となりそうで、これを理由に相場全体が下落した」と述べた上で、「だが、需要が構造的に長期債へと移行した強力な証拠として、数週間後には重大な分岐点だったと振り返ることができるのではないか」と語った。

  ロンドン時間午後4時10分現在、フランス30年債利回りは前週末比7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.42%。価格(表面利率3.25%、2045年5月償還)は2.02下げ143.525。2060年4月償還債の利回りも7bp上昇の1.64%。これは先月2日以来の大きな上げ。

  ドイツ30年債利回りは5bp上げ0.80%。10年物利回りは2bp上昇し0.12%。一時は0.07%と、2015年4月21日以来の低水準を付けた。2年物利回りはほぼ変わらずのマイナス0.519%。マイナス0.524%まで下げる場面もあった。

原題:France’s Bonds Lead European Declines as Nation Plans Debt Sales(抜粋)

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