ポールソン氏の「アドバンテージ」、1-3月期の成績マイナス15%

  • 3月の両ファンドの成績はマイナス7%、米国株上昇でも
  • ポールソン社は昨年末時点でバリアント株やアラガン株を保有

世界の株式相場の回復にもかかわらず、1-3月(第1四半期)に大きな損失を被った有名ヘッジファンド運用者の一角にもう一人大物が加わった。米資産家ジョン・ポールソン氏だ。

  事情に詳しい関係者1人によると、ポールソン氏率いるヘッジファンド会社ポールソン社のファンド、「アドバンテージ」と「アドバンテージ・プラス」は1-3月期のリターンがマイナス15%に低迷した。両ファンドは破産やスピンオフといった企業イベント絡みの企業に投資するもので、先月の成績はマイナス7%だった。これに対しS&P500種株価指数の同月のリターンはプラス6.8%だった。

  チェース・コールマン氏やアンドレアス・ハルボーセン氏、ダニレイ・ダリオ氏、ビル・アックマン氏ら著名投資家も、株式相場の激しい変動や商品相場の急落、各国金融政策の乖離(かいり)などによる打撃を受け、損失を記録している。ポールソン氏とアックマン氏、ハルボーセン氏はまた、昨年末時点でカナダの製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルの大株主に名を連ねていた。バリアントは経営難で1-3月期に時価総額の約4分の3を失っている。

  当局提出書類によれば、ポールソン社は昨年末時点でバリアント株を13億ドル(約1400億円)相当、アラガン株を17億ドル相当保有していた。アラガン株は1-3月期に約14%、バリアント株は74%値下がりした。両銘柄がアドバンテージやポールソン社の他のファンドに組み入れられていたかどうかは不明。

  ポールソン社の広報担当を務めるペッパーコム社のジョー・チェックラー氏はコメントを控えた。

原題:Paulson’s Advantage Funds Each Tumbled 15% in First Quarter (2)(抜粋)

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