ブラジル株(8日):ボベスパ上昇、政権交代への期待感で

  • 商品相場の上昇も株価と通貨レアルを支える
  • 大統領弾劾を支持する議員が増えているとエスタド紙が報道

8日のブラジル株式市場でボベスパ指数は上昇。原材料価格の値上がりに加え、ルセフ政権が退陣に追い込まれるとの観測が強まったことが買い材料となった。

  ドル建てに換算したボベスパ指数は5.9%高と、ブルームバーグが集計している約90の株価指数で最大の上げとなった。外国為替市場ではレアルが買われ、2.7%高の1ドル=3.5904レアル。商品相場が2カ月ぶりの大幅高となったことで新興国通貨の指数も上昇した。

  ブラジル紙エスタド・ジ・サンパウロは、ルセフ大統領の弾劾を支持する議員が増えていると報道。また、ルラ前大統領の入閣は汚職捜査の妨害が狙いだとして、検事総長が入閣阻止を勧告したと伝えた。ルセフ政権の退陣で新政権が発足すれば、信頼感が高まり、この100年余りで最悪のリセッション(景気後退)からの脱却が早まるとの期待感でブラジル株とレアルは1-3月(第1四半期)に上昇した。

  個別銘柄では、鉄鋼メーカーのジェルダウが11.3%高、ブラジル石油公社(ペトロブラス)は7.3%高。銀行株も買われ、イタウ・ウニバンコ・ホールディングは6.3%高、ブラデスコ銀行は5%。これら銀行2銘柄がボベスパの上げに最も寄与した。

原題:Brazil’s Real, Stocks Rally as Impeachment Bets Gain Momentum(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE