NY連銀総裁:「慎重で段階的なアプローチ」を支持-政策引き締めで

  • リスクはなお下向きに傾いているとダドリー総裁
  • インフレ見通しに対する自信は今年初めより強まっている

米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、米経済の見通しをめぐる不確実性は通常より高まっているとし、利上げに関しては「慎重で段階的なアプローチ」が適切だとの認識を示した。

  ダドリー総裁は8日、コネティカット州ブリッジポートで講演。事前に配布された原稿によれば総裁は、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の3月29日の発言と同様の認識を示した。イエレン議長は同日の講演で、見通しに下振れリスクが見られることから「政策調整を慎重に進める」ことが適切だと指摘した。

  ダドリー総裁はこの日の講演で、「今年初めに見られた金融混乱の要因はまだ完全にはなくなっていないように見受けられる」と指摘。「下振れリスクは年初以降に低下してきているものの、私自身のインフレと成長見通しに対するリスクバランスは下向きに傾いているとなお判断している」と述べた。

  今年の米成長率については約2%と予想し、それにより失業率は一段と低下して4.75%程度になるとの見通しを示した。

  物価見通しについては、低いインフレ期待は「懸念要因」であり、インフレが緩やかなペースで当局の目標2%に上昇していくとの自身の見通しにリスクをもたらしていると指摘。ただその上で、「インフレ率やインフレ期待指標の最近の上昇により、この見通しに対する自信は今年初めよりも強まっている」と説明した。

原題:Dudley Calls for ‘Cautious and Gradual’ Fed Tightening Approach(抜粋)

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