中国:今年のABS発行、再び過去最高を更新か-不良債権証券化で

資産担保証券(ABS)市場としては世界2位の中国では今年、ABS発行額が2年連続で過去最高を更新しそうだ。当局が市中銀行に対し不良債権の証券化を認めるとの観測が高まっている。

  北京では8、9両日、バンカーらが参加し中国証券化フォーラムの年次総会が開催される。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)特別顧問の楊凱生氏らが講演する予定だ。銀行間市場でのABS発行は今年1-3月(第1四半期)に428億元(約7200億円)と、前年同期の392億元から増加。昨年は年間で3966億元と過去最高を記録した。

  招商証券と上海申銀万国証券研究所(SWSリサーチ)によれば、中国は不良債権を裏付けとする証券の発行を今四半期、再開する可能性が高い。そうなれば2008年以来の発行になるという。

  SWSリサーチの債券アナリスト、陳康氏は「中国の銀行は不良債権を裏付けとするABSの発行に関心を持つだろう。不良債権が急速に増えているためだ。新発債が急増し、今年のABS全体の発行拡大に寄与する公算が大きい」と述べた。

原題:China May See Record Asset-Backed Bond Sales as Bad Loans Rise(抜粋)

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