アジア・太平洋株式サマリー:上海総合が続落-インドは週間で下げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  8日の中国株式相場は下落。上海総合指数が3営業日続落し、約2カ月ぶりの長期下落局面となった。世界的な株安が響いたほか、来週発表される3月のインフレ指標を受けて追加金融緩和が難しくなるとの観測が広がった。

  上海総合指数は前日比0.8%安の2984.96で終了。終値ベースで3月29日以来初めて3000の水準を割り込んだ。消費関連銘柄や工業株を中心に値下がり。週間ベースでも0.8%下落した。CSI300指数は前日比0.7%安。

  旭方投資管理のパートナー、王晨氏(上海在勤)は「現在のインフレ動向を考慮すれば中国人民銀行(中央銀行)の金融緩和余地はそれほど大きくないと市場はみている」と指摘。「株価がまずまず上昇している時に手じまいを選ぶ投資家もいる」と述べた。

  酒造会社の江蘇洋河酒廠(002304 CH)は2%安。同業の宜賓五糧液(000858 CH)も下落。重機メーカーの中信重工機械(601608 CH)は4.2%安。山東黄金鉱業(600547 CH)などの産金株は上昇した。

  香港市場では、ハンセン中国企業株(H株)指数が前日比0.7%高と、5日ぶりに反発して引けた。一時1.4%安を付けていた。ハンセン指数は0.5%高で終了。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  8日のインド株式市場では、指標のS&P・BSEセンセックスが週間ベースで2カ月ぶり大幅安となった。決算シーズンを控えて値動きが荒い中、海外勢の売りが膨らんだ。

  この日は、インド最大の乗用車メーカー、マルチ・スズキ・インディアが6週間ぶり安値を付けた。二輪車メーカーのヒーロー・モトコープと、ソフトウエア輸出で国内最大手のタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)の下げも目立った。一方、製薬会社ルピンと発電機メーカーのバーラト重電機はいずれも今週4回目の値上がり日。インディア・セメントが建材株の上げを主導した。

  センセックスは前日比ほぼ変わらずの24673.84で終了。海外勢による今週のインド株売買動向は1億5700万ドルの売り越し。3月は41億ドルの買い越しと、3年ぶりの大幅資本流入となっていた。指数を構成する主要30社の純利益は過去5四半期のうち4四半期で落ち込んでおり、業績見通しが懸念されている。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比0.5%安の4937.62。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.1%安の1972.05。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前日比0.6%高の8541.50。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE