円相場の予測精度トップのアナリストがドルの105円割れを想定している。政府は円高の阻止に取り組んでいるが、安全資産としての円に対する需要が勝っている。

  ジュリアス・ベア・グループはドル・円の向こう3カ月の見通しを現在108円としているが、2月以降の世界株式相場の回復がさらに失速した場合は、105円もしくはそれを超える円高水準に修正する公算が大きい。外国為替調査責任者のデービッド・コール氏(フランクフルト在勤)が明らかにした。

  1ドル=105円あるいは100円の円高となれば3年にわたる金融刺激策を台無しにしかねないため当局が円押し下げの介入に踏み切る可能性があるとコール氏は予想。しかし、日本銀行が新たに信頼できる政策を打ち出さない限りこうした介入の成功は「疑わしい」と指摘した。円はいずれ、2012年の安倍晋三首相就任以降見られなかった80円に向かう可能性があるとジュリアス・ベアはみている。

  コール氏は「懐疑的見方を取る理由は主として、円が基本的に大いに過小評価されていることであり、これが円相場を介入で押し下げることを困難する」と指摘。「円押し下げへの日銀の政策に対する信頼感が低下していることも円上昇の一因となっている」と付け加えた。

原題:Yen Analyst Braces for Rally on Intervention Doubts (Correct)(抜粋)

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