メットライフの重要な金融機関認定手続き、「致命的欠陥」と連邦地裁

  • 金融面の圧迫に対するメットライフの脆弱性分析を怠ったと地裁判事
  • 米政府は控訴する方針と財務省報道官が声明で発表

ワシントンの米連邦地裁は7日、米生命保険最大手のメットライフを「大き過ぎてつぶせない」金融機関に認定した米当局の決定を無効とする判断理由について説明した文書を公表した。同地裁判事は、当局が金融面の圧迫に対するメットライフの脆弱(ぜいじゃく)性分析を怠るという誤りを犯したと指摘した。

  先月30日に金融安定監視評議会(FSOC)によるシステム上重要な金融機関(SIFI)の認定を無効と判断したワシントン連邦地裁のローズマリー・コリアー判事は、FSOCの認定プロセスに「致命的な欠陥がある」と説明。FSOCの措置は「恣意的で気まぐれ」であり、メットライフが経済危機をもたらす根源になり得ると判断する前に独自の指針に従わなかったと指摘した。

  同判事は33ページに及ぶ文書で、「FSOCは金融面の圧迫に対するメットライフの脆弱性が考慮されるかどうか、米国の金融安定を脅すということが何を意味するかに関して考えを翻した」と説明した。

  判事はまた、FSOCは「認定によって想定されるメリットだけに的を絞り、それに伴うコストを無視しており、これは理不尽だ」と述べ、メットライフの弁護団の主張に同意した。

  米財務省の報道官は7日の電子メールでの声明で、政府は控訴する方針だと表明した。

原題:MetLife Judge Called FSOC Review Process ‘Fatally Flawed’ (3)(抜粋)

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