FRB議長:大き過ぎてつぶせない銀行をカシュカリ氏ほど懸念せず

  • 当局は銀行システムの安全性を強化する政策を講じてきた
  • 銀行の監督は地区連銀ではなくFRBの権限

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は、大き過ぎてつぶせない銀行が米経済に及ぼす脅威について、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁ほど懸念していないと述べた。

  イエレン議長は、ベン・バーナンキ前議長、アラン・グリーンスパン、ポール・ボルカー両元議長が出席したニューヨークのパネル討論会で、規制当局が「銀行システムの安全性と健全性を大きく強化する」政策を講じてきたと指摘した。

  イエレン氏は、一部の銀行が依然大き過ぎるため政府が破綻させることができない可能性について、「もちろんカシュカリ総裁の懸念を共有する」としながらも、金融規制改革法(ドッド・フランク法)の施行により、金融監督の改善で「進展したことをより前向きに受け取っている」と述べた。

  カシュカリ氏は大き過ぎてつぶせない銀行の問題への対処を、ミネアポリス連銀の今年の目標に定めている。イエレン氏は、銀行の監督と規制は地区連銀ではなくFRBの権限であると述べた。

  イエレン氏はその上で、地区連銀総裁が関心がある「トピックの調査に皆それぞれ従事」しており、 「米連邦準備制度でわれわれはそれを奨励してきた」と指摘。「集団思考に陥りたいとは考えていないが、こうした問題を検討するのは同氏の権限の範囲内だと思う」と述べた。

原題:Yellen Not as Worried About Too-Big-to-Fail Banks as Kashkari(抜粋)

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