2月経常黒字が前年比で大幅拡大-原油安で貿易収支が2カ月ぶり黒字

モノやサービスを含む海外との総合的な取引を示す経常収支は、2月速報で20カ月連続の黒字となり、黒字幅は前年比で大幅に拡大した。原油価格の下落に伴う輸入減もあり、貿易収支が2カ月ぶりに黒字となったのが主な要因。

  財務省が8日発表した国際収支統計によると、経常収支は2兆4349億円の黒字。前年同月比で9476億円増えた。ブルームバーグの調査による予想中央値(2兆323億円の黒字)を上回った。輸出額が前年同月比5.5%減少、輸入額も同14.6%減少したものの、貿易収支は4252億円の黒字となった。

  SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは統計発表前のリポートで「例年、1月は正月休みの影響で生産・輸出規模が小さくなり、2月に反発しやすいという強い季節性が存在する。貿易収支の黒字化が全体の黒字幅拡大に寄与する」と指摘していた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE