ブラジル株:ボベスパ指数上昇-ルセフ大統領弾劾への支持増える

  • 銀行のイタウ、保険のBBセグリダージが高い
  • 議員の間でルセフ大統領支持が後退しつつあるとの新聞報道

7日のブラジル株式市場で、ボベスパ指数は世界の主要株価指数の中で最大の上げとなった。ルセフ大統領弾劾に向けた支持が増えつつあり、景気回復と財政再建を担う新政権誕生に道が開ける可能性があるとの観測が広がった。

  銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングと保険のBBセグリダージ・パルチシパソンエスが指数の上昇に寄与。傘下部門がメキシコで操業開始と発表した石油化学会社ブラスケムは3週間ぶりの大幅高。一方、鉄鉱石生産最大手ヴァーレなど原材料株は、商品相場の下落を嫌気し安い。物流サービスのルモ・ロジスティカ・オペラドラ・マルチモダルの下げがきつい。ブラジル紙バロール・エコノミコは同社が裁判所から3億レアル(約88億円)の支払いを命じられたと報じた。

  ボベスパ指数のボラティリティを測る指標は1年3カ月ぶりの高水準となっている。投資家は、同国議会をまひ状態にしリセッション(景気後退)と財政難を悪化させている政治的危機と汚職スキャンダルの行方に注視している。ブラジル紙エスタド・ジ・サンパウロは7日、大統領弾劾を支持する議員数が前日の234から271に増えたと報じた。

  証券会社HHピッキオーニのアナリスト、パウロ・エンリケ・アマンテア氏は、「新たな政権は景気を回復させることができると投資家は期待している。最終的な結論が出るまで何度も上げ下げを繰り返すだろう」と語った。

  ボベスパ指数は前日比0.9%高の48513.10で終了。指数構成61銘柄中40銘柄が上昇。イタウは1.1%、BBセグリダージは3.4%、ブラスケムは6.2%それぞれ上昇。ヴァーレは1.3%、ルモは17%それぞれ下げた。

原題:Ibovespa Leads Gains as Support to Oust Brazil’s President Grows(抜粋)

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