欧州当局、金融機関にオフショア活動の詳細報告求める-バンカー辞職

欧州の監督当局は域内の金融機関に対し、オフショア活動の詳細について報告するよう求めた。欧州では、パナマの法律事務所から漏洩(ろうえい)した文書が影響し、シニアバンカー2人が辞職した。

  英国の金融監督当局は金融機関に書簡を送付し、パナマの法律事務所モサック・フォンセカとの関係について全て開示するよう求めたと、事情に詳しい関係者が語った。またスイスの金融監督当局であるFINMAは、「パナマ文書」で浮上した「疑わしい」関係について調査を行うことを明らかにした。

  FINMAのディレクター、マーク・ブランソン氏は7日、ベルンで記者団に対し「パナマの法律事務所から漏洩した情報は、いかに資金が時に正当、時に不当な目的で、複数の司法権を通じて水のように流れていくかを裏付けるものだ」と述べた。

  オランダのABNアムロ・グループは7日、監査役会メンバーのベルト・メールスタット氏の辞任を発表した。パナマ文書に同氏の名前が載っていた。同氏は既に辞任する予定ではあったものの、「ABNアムロに悪影響が及ばないようにするため」即時辞任すると説明した。

  オーストリアでは、フォラルベルガー・ランデス・ウント・ヒポテーケンバンクのミヒャエル・グラハンマー最高経営責任者(CEO)が辞任。同行の名前がパナマ文書で挙げられていた。

  同CEOは「当行が法律を犯したことは決してないと、今でも100%確信している」と言明した。

原題:European Bankers Step Down as Panama Papers Pile on Pressure(抜粋)

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