フィンテックが脅かす25万人の雇用、欧州保険業界の4分の1にリスク

人間の仕事をソフトウエアにさせる取り組みを欧州の保険業界が加速させている。利益押し上げのためにコスト削減と自動化の重要度が増している。

  チューリッヒ・インシュランス・グループは2018年末までに少なくとも10億ドル(約1080億円)の経費節減を目指しており、約8000人の雇用に影響する公算だ。独アリアンツの自動車保険はスマートフォンで写真を送ることで少額の保険金を請求できるようにするなど、合理化を計画している。

  保険料の引き上げは難しく、低金利あるいはマイナス金利などで投資収益は低迷するなか、予測不能な保険金請求額で欧州の保険会社が受けかねない打撃はこれまで以上に大きくなっている。コスト削減と最新技術の導入が不可欠となり、業界全体で100万人に近い雇用の4分の1が向こう10年に失われる可能性があると、マッキンゼーが試算している。

原題:Fintech Seen Risking 250,000 Jobs as Europe Insurers Cut Costs(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE