東芝、インドで鉄道車両向け電気製品の生産拠点設立へ-来年4月稼働

  • 現地生産でコスト競争力確保、受注拡大図る
  • 中近東やアフリカ市場を視野に入れたグローバル拠点に

東芝は7日、インドで鉄道車両事業の拡大を目指し、車両向け電気製品などの製造拠点となる新部門を設立したと発表した。同社が同国に既に設置している、送変電・配電事業会社の社内に新部門を設ける形となる。2017年4月から製造を開始する計画だ。

  発表資料によると、鉄道運行に必要な電力変換装置や車両制御情報システムの製造ラインを建設する。現地生産によりコスト競争力が確保でき、同時に部品供給やメンテナンスなども迅速化することでインドでの受注拡大につなげたい考え。さらに将来的に、中近東やアフリカ市場など周辺国も視野に置いたグローバル製造拠点と位置付けるとしている。

  東芝の広報担当者、高瀬悠氏は、「インドでの製造ラインの第一弾。貨物専用鉄道の建設やメトロ敷設計画などの増加に伴う車両向け電気製品の供給を担う計画」と説明する。インド政府が主導する鉄道計画で今後の車両需要は急増するとの見込みが背景にある。その上で、高瀬氏は「将来的には、インドが導入する計画の新幹線関連なども見据えてゆきたい」と述べた。インドは昨年、国内初の高速鉄道建設に日本の新幹線方式の採用を決めている。

  高瀬氏によると、同社はインドでの鉄道関連事業では、06年から営業を展開。これまでは、日本、米国、中国の3拠点からの輸出供給に頼っていたが「今後はインドを4カ国目の拠点として発展させていきたい」と語った。

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