ブラジルの議会報告書、ルセフ大統領の弾劾手続き推進を勧告

  • 報告書はまず下院委員会が採決し、可決したら下院に送られる
  • 大統領にとって最大の連立相手、政権離脱を踏みとどまる

ブラジルのルセフ大統領の政治生命が危うくなっている。連立与党の進歩党(PP)は連立政権離脱を踏みとどまったが、6日公表された議会報告書は大統領の弾劾手続きを進めるよう勧告する内容だった。

  報告書は弾劾に関する下院特別委員会のジョバイル・アランチェス議員がまとめた。同氏は報告書で弾劾手続きを進める根拠があると指摘。財政赤字の規模を隠すため不正な資金調達を利用したことを示す十分な証拠があるとして、ルセフ大統領退陣を求める主張を支持した。

  アランチェス議員は委員会のウェブサイトで公表された報告書で「弾劾請求は手続き承認に必要なあらゆる法的および政治的条件を満たしている」と説明した。一方、ルセフ大統領は自身への嫌疑には根拠がないと主張している。

  下院委員会は報告書を11日にも採決できるように週末にかけて協議を続けるもようだ。その後、報告書は下院本会議に送られ、大統領を退陣させる根拠があるかどうかを判断する。下院議員513人のうち342人が弾劾支持に回れば、上院で審議される。

  一方、PPは6日、下院で弾劾が支持されるまでは連立政権離脱を検討しないと表明した。党員の大多数はルセフ大統領支持を示唆していると、PPのノゲイラ党首が6日午前に報道陣に語った。議会ウェブサイトによると、同党の下院議員は48人。

原題:Brazilian Impeachment Vote Gets Go-Ahead in Congress Report (2)(抜粋)

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