【個別銘柄】村田製や楽天高い、7&iHD安い、そーせいGは急伸

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7日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  村田製作所(6981):前日比3.4%高の1万2690円。ゴールドマン・サックス証券は投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。為替を除いたファンダメンタルズは過去と比較して非常に強固で、バリュエーションの割安感が台頭しているなどと評価した。新たな目標株価は1万7200円。

  楽天(4755):7%高の1183円。ネット通販のアマゾンは、無料配送の一部を終了し、発送する商品の注文金額が2000円に満たない場合、書籍などを除き配送料を350円にすると発表した。内藤証券の田部井美彦投資調査部長は、アマゾンの少額商品に配送料がかかることは楽天にポジティブと電話取材で指摘した。

  セブン&アイ・ホールディングス(3382):1.6%安の4489円。日経新聞電子版は、7日開かれた取締役会で、子会社セブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長を交代させる人事案が否決されたと報道。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では同報道を受け、グループの大黒柱セブンイレブンの経営体制が維持される点はポジティブな一方、相当数の取締役が本案の否決に投票した形となるため、今後の同社の経営体制が不透明になる可能性がある点はネガティブとした。

  ベアリング株:NTN(6472)が5.1%安の300円、日本精工(6471)が2.9%安、ジェイテクト(6473)が2.2%安など。大和証券は為替前提の変更などからベアリングメーカー3社の業績予想を下方修正し、目標株価を引き下げた。日精工は投資判断も下げた。また、プジョーほか同社のグループ会社18社が日精工やNTNなどを被告として5億780万ユーロ(暫定額、約640億円)を連帯して支払うよう請求した。

  カシオ計算機(6952):6.7%安の2081円。みずほ証券はシステム事業の計画未達などから2016年3月期営業利益予想を512億円から492億円(会社計画500億円)、コストを考慮して17年3月期を565億円から555億円へそれぞれ減額修正した。目標株価は2700円から2300円へ変更。投資判断は中立を継続。

  そーせいグループ(4565):3000円(21%)高の1万7180円でストップ高。英子会社ヘプタレス・セラピューティクスはアイルランドの製薬会社アラガンとライセンス契約を締結した。ヘプタレスはアラガンからアルツハイマー病を含む神経疾患の治療ポートフォリオのライセンス料として前金1億2500万ドルと開発の進展状況などに応じてマイルストーン(目標達成報酬)を受け取る。

  大和工業(5444):9.9%安の2366円。クレディ・スイス証券は投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」へ引き下げた。約2年間続いたメタルスプレッドの拡大は、鉄スクラップ価格の反転で今後縮小に向かう可能性が高いと指摘。17年3月期経常利益予想を320億円から205億円に下方修正、6期ぶり経常減益の可能性を見込んだ。16年3月期予想は265億円(会社計画は260億円)。新たな目標株価は2500円。

  ライオン(4912):6.6%高の1351円。ゴールドマン・サックス証券は投資判断「買い」、目標株価1550円で調査を開始した。15年度を起点とした20年度までの営業利益の年平均成長率は14%と、過去5年間の成長率9%からの加速を予想。16年12月期の営業利益予想は198億円(会社計画は前期比9.9%増の180億円)、来期は229億円を見込む。

  DMG森精機(6141):6.2%高の1005円。独DMG MORIに対する直接的および間接的な持ち株比率を75%超に引き上げた。6日のドイツ株式市場で、DMG MORIの株価は一時16%高。

  サンバイオ(4592):8.9%高の1780円。開発中の再生細胞薬「SB623」について、日本での外傷性脳損傷を対象とする臨床試験の許可がおりたと発表した。

  JSP(7942):8.8%安の1876円。いちよし経済研究所は投資判断を「A(買い)」から「B(中立)」に引き下げた。主要資材の売価下落影響を自動車資材の数量効果では吸収しきれず、17年3月期営業利益は減益になると予想した。フェアバリューは3200円から2000円に下げ。

  いちごグループホールディングス(2337):2.9%高の468円。事業子会社のいちごECOエナジーが山口県内で建設した山口佐山ECO発電所について、発電を開始したと6日に発表。太陽光パネルの出力は2.36メガワット、年間予測発電量は約296万7000キロワット時で、一般家庭の約820世帯分の年間消費電力に相当する。

  エヌ・ピー・シー(6255):8.5%安の173円。16年8月期の連結営業利益計画を2億8400万円から1億5800万円に下方修正する、と6日に発表。太陽電池製造装置の一部案件で期ずれが発生し、上期業績が下振れたことに加え、受託加工での新規取引先候補1社との商談が長期化、今期業績に織り込むことが難しくなった。前期比減益率は45%から70%に拡大する見込み。

  サーラコーポレーション(2734):9.2%安の561円。15年12月-16年2月期(第1四半期)の連結営業利益は前年同期比14%減の14億8700万円だった、と6日に発表。仕入価格の下落を受けLPガス、石油製品の販売価格が低下し、売上高が1割減った影響を受けた。

  中部ガス(9540):6.6%高の260円。サーラコーポレーション(2734)は6日、グループの中部ガスとサーラ住宅(1405)の2社を株式交換で完全子会社すると発表。7月1日付で、中部ガス、サーラ住宅1株に対しサーラC株を0.47株、1.3株割り当てる。前日のサーラC株終値618円に基づく中部ガス株の理論価格は290円で、これにさや寄せを見込む買いが入った。

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