サムスン電子:1-3月利益は予想上回る-「S7」発売前倒しで

更新日時
  • 「ギャラクシーS7」の発売前倒しが売上高を後押し
  • アナリストはS7の予想を上方修正

韓国のサムスン電子の1-3月(第1四半期)決算では、利益がアナリストの予想を上回った。スマートフォンの新製品「ギャラクシーS7」の発売前倒しで米アップルや中国のライバル企業より有利なスタートを切り、業界全体の下降傾向に対応した。

  7日公表した暫定集計では、営業利益は6兆6000億ウォン(約6270億円)に増加した。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は5兆5300億ウォンだった。売上高は49兆ウォンで、アナリスト予想平均は48兆8000億ウォンだった。

  サムスンは昨年より約1カ月早い3月にハイエンドのスマホ新製品を発売。S7シリーズの販売台数は、発売後1カ月で計900万台に達すると試算されており、昨年のモデル「S6」の3倍に達する見込み。「エッジ」モデル用の曲面ディスプレー生産も今回はスムーズだった。

  東部証券のアナリスト、ユー・ウィヒョン氏は「収益性の急速な改善は主に、モバイル事業のマーケティング費の大幅減少が最大の理由だ」と指摘。「以前の利益見通しと最新の修正の大きな差は全て、モバイル事業に起因する。発売前倒しは確かに業績を支えたが、S7が長期的に市場にサプライズをもたらし続けることができるかは疑わしい」とも語った。

  サムスンの株価はソウル時間午前9時2分(日本時間同)時点で、前日比0.6%高の129万3000ウォン。

  サムスンはこの日の暫定業績では純利益と部門別利益を公表していない。月内に監査済み決算を発表する。

原題:Samsung Beats Estimates as Early Debut of S7 Boosts Sales (1)(抜粋)

(アナリストのコメントや株価を追加して更新します.)
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