米スプリントが通信資産を売却、リースバックへ-22億ドル確保

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  • 債務返済と業績立て直しの取り組み継続のために資金を確保
  • 調達資金は18年1月まで分割で返済し、金利は1桁台半ば

ソフトバンクグループ傘下の米携帯電話事業者スプリントはネットワーク資産を売却し、リースバックで同資産を借り受ける。償還を迎える債務の返済と業績立て直しの取り組み継続に向けて、22億ドル(約2410億円)の資金を確保する。

  6日の発表資料によると、今回売却される資産はセルタワー(携帯電話の基地局)の設備が中心。スプリントの親会社であるソフトバンクや他の投資家が出資する新たな事業体ネットワーク・リースコーに売却される予定。

  今回の資金調達でスプリントには債務の償還に対応し、新たなネットワーク技術に投資する余裕が生まれる。昨年末時点の同社の流動性は約60億ドル。スプリントが年内に返済ないし借り換えが必要な債務は23億ドル、今後5年間では約120億ドル相当に上り、今回のような契約が今後も続く可能性がある。

  JPモルガン・チェースのアナリスト、フィル・キュージック氏は6日の電子メールで、「特に印象的な取引とは思わないが、スプリントが経営の安定と成長回復に取り組む過程で、少なくとも今後2年余りにわたり支払能力を維持する手段として利用できる多くの選択肢の一つと考えられる」と指摘した。

  発表資料によると、調達資金は2018年1月まで分割で返済する。金利は1桁台半ばとスプリントにとって魅力的な水準という。

原題:Sprint Gets $2.2 Billion From SoftBank Network Funding Deal (1)(抜粋)

(第3段落以降を追加し更新します.)
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