米国株:反発、ヘルスケアやエネルギー中心に買いが戻る

更新日時

6日の米国株相場は上昇。S&P500種株価指数は約3週間で最大の上げとなった。合併観測でヘルスケア株が上げたほか、原油上昇を受けてエネルギー株も買われた。

  S&P500種は3日ぶり反発。製薬のファイザーとアラガンが合併計画を撤回したことで、両社が他の合併候補に目を向けるとの観測が強まり、バイオ技術株はここ4年余りで最大の上げとなった。原油在庫が予想外に減少したことで原油相場が上昇し、エネルギー株は3週間ぶりの大幅高となった。  

  S&P500種株価指数は前日比1.1%高の2066.66。取引終了前の1時間に上げが加速した。ダウ工業株30種平均は0.6%上げて17716.05ドル。ナスダック総合指数は1.6%上昇し、今年の高値を付けた。

  米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した3月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、世界経済の成長減速が米企業の投資計画と輸出を抑制する可能性についての懸念が示された。株式相場は議事録発表後も上昇を維持した。

  1600億ドル(約17兆5700億円)規模の合併が破談となったファイザーは4年ぶりの大幅高。アラガンは3.4%上昇した。米司法省が原油サービス大手同士の合併計画差し止めを求め、提訴に踏み切ったことは株式市場でプラスに受け止められ、ハリバートンは5.9%の値上がり。ベーカー・ヒューズは8.8%上昇し昨年8月以来の大幅高となった。

  S&P500種のセクター別10指数のうち、この日は8指数が上昇。ヘルスケアとエネルギーが特に堅調だった。アムジェンやセルジーンなど医薬品株が急伸し、バーテックス・ファーマシューティカルズは8.5%高。ナスダックのバイオテクノロジー指数は2011年以来で最高の6%上昇。

  ニューヨーク原油市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が5.2%上昇。シェブロンやアパッチ、ヘスはいずれも大きく値上がりし、エネルギー株指数は3月11日以来の大幅上昇となった。

  11日にはアルコアの第1四半期決算発表によって、新たな決算シーズンがスタートする。S&P500種採用企業の1-3月期は9.5%の減益と予想されている。

  ハイランド・キャピタル・マネジメント(テキサス州ダラス)のグローバル・エクイティ・トレーディング責任者、ジョー・ソウィン氏は「今の姿勢が決定的に様子見になっているのは、2つの理由がある」と話す。「一つは、中央銀行からの最新の情報をまだ待っているということ。もう一つは企業の業績だ。企業は自社見通しを大きく下げたため、業績発表は興味深いことになっている。越えるべきハードルがかなり低くなっており、相場上昇のお膳立てができているようだ」と述べた。
  
原題:U.S. Stocks Rally as Health-Care, Energy Shares Lead a Rebound(抜粋)

(第4段落以降を加えて、更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE