NY外為:ドルが対円で1年半ぶり安値、議事録後に下げる

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6日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。米連邦準備制度理事会(FRB)がこの日連邦公開市場委員会(FOMC、3月15-16日開催)議事録を公表した直後に、ドルは対円で2014年10月以来の安値を付けた。

  議事録によると、会合では4月の利上げをめぐり議論が交わされた。幾人かは利上げに対する慎重なアプローチが賢明だとの見解を表明した。

  イエレンFRB議長が3月16日にインフレに対するドルの影響を指摘すると、ドルは大幅に下げた。同日発表された予測で金融政策当局者は、年内の利上げ予想を従来の4度から2度に引き下げた。

  エドワード・ジョーンズの債券リサーチ部門責任者、トム・カースティング氏は「興味深かったのは米当局者が世界経済をかなり注視していたことだ」と述べ、「ドルは若干軟調になってはいるが、それも長期にわたってかなりの上昇局面が続いている中でのことだ」と続けた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で0.5%下げて1ドル=109円79銭。一時は109円34銭に下げた。ドルは対ユーロで0.1%安の1ユーロ=約1.14ドル。

  FOMC議事録が一部のタカ派当局者の見解を反映する内容となり、ドルは上昇すると予測していたアナリストもいたが、実際には為替トレーダーが3月のFOMC会合以降維持している弱気な見方を裏付けた。

  先物トレーダーは年末までに0.25ポイントの利上げがある確率を54%として織り込んでいる。先月のFOMC会合の前日は80%だった。

  みずほフィナンシャルグループの法人為替セールス担当責任者ファビアン・エリアソン氏(ニューヨーク在勤)は「世界経済の成長が頻繁に言及された事実は、当局者の慎重さを示している」と述べ、「それがドルを若干軟調にした」と続けた。

原題:Dollar Slumps to 1 1/2-Year Low Versus Yen Following Fed Minutes(抜粋)

(相場を更新し、第5段落以降を追加します.)
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