FOMC議事録:4月利上げの可能性を議論、慎重姿勢が主流

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米連邦準備制度理事会(FRB)が6日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、3月15-16日開催)議事録によると、会合では4月利上げの可能性をめぐり議論が交わされた。

  幾人かの当局者は誤ったシグナルを送ることになるとして、4月利上げに反対。一方で、一部当局者はデータ次第で4月利上げが正当化される可能性もあると主張した。また、議事録は3月の会合で2人が利上げを主張したことを明らかにした。

  議事録では「幾人かは利上げに対する慎重なアプローチが賢明だとの見解を表明、もしくは4月にも目標レンジを引き上げれば緊急性を示唆することになり、適切ではないと考えられると懸念を示した」と記された。

  会合では、世界経済をめぐるリスクが根強く続く状況に対し、比較的健全な状態を保っている米経済についても話し合われた。政策当局者らは、世界の成長減速で企業の設備投資計画が縮小したり、米国の輸出が抑制される恐れがあると懸念を表明。一部の当局者は米経済は完全雇用またはそれに近い状態にあり、インフレ率は上昇し始めているとの認識を示した。

  議事録によれば、一部の参加者は、経済データが予想通りの内容だった場合は、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標のレンジを4月26ー27日の会合で引き上げることが「正当化されるだろう」と指摘した。

  議事録ではまた、「多くの参加者は、世界の経済・金融情勢が依然として米経済の見通しに相当な下振れリスクをもたらしているとの見解を表明した」と説明。金融当局の判断に関連するデータには「国内の経済指標だけでなく、海外の動向や金融環境の変化についての情報も含まれる」と記された。

  その上で、幾人かの当局者は、成長を抑制している向かい風要因は「ゆっくりとしか弱まっていかない」可能性が高いとの認識を示した。

原題:Fed Debated April Hike as Several Argue Caution, Minutes Show(抜粋)
原題:FOMC Debated April Move; Several Cautious, Some Saw Possibility(抜粋)

(第2段落に議事録の内容を追加し、更新します.)
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