欧州債:独2年債が堅調、新発債落札利回りマイナス-景気悪化を反映

6日の欧州債市場でドイツ2年債のパフォーマンスが10年債を上回った。この日の2年債入札の結果は、ユーロ圏の景気見通しが悪化する中でマイナス金利の国債に安全と利益を求める動きが強いことを示した。

  ドイツ国債全体の指数は年初来でプラス4.4%のリターンとなっている。この日実施された32億4000万ユーロ規模の2018年償還債入札は、平均落札利回りがマイナス0.48%だった。一方、10年債の価格は下落し、利回りは約1年ぶりの低水準から上昇に転じた。

  2年債は今年に入ってから上昇基調にあり、利回りは3月4日に過去最低となるマイナス0.586%を記録した。この6日後に行われた政策決定会合で欧州中央銀行(ECB)は主要政策金利を全て引き下げ、資産購入プログラムの月間購入額を3分の1拡大した。こうした措置が国債相場を支え、ドイツ国債利回りは今や9年物までマイナスだ。

  マイナス金利も国債入札への大きな障害とはなっていない。6日発表の2月のドイツ鉱工業生産は前月比で減少し、域内経済が直面する困難をさらに浮き彫りにした。

  BNPパリバ(パリ)のシニア債券ストラテジスト、パトリック・ジャック氏は「全体的に利回りに低下圧力がかかっているのは明らかだ」と述べ、「こうした全ての要因は最近の相場上昇が続く上で追い風になる」と語った。

  ロンドン時間午後4時24分現在、ドイツ2年債利回りは前日比ほぼ変わらずのマイナス0.489%。同国債(ゼロクーポン、2018年3月償還)価格は100.955。

  欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.12%。5日には2015年4月以来となる0.1%割れを記録していた。

原題:Germany’s Auction of Negative-Yielding Notes Highlights Gloom(抜粋)

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