きょうの国内市況(4月6日):株式、債券、為替市場

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●日経平均がアベノミクス初の7日続落、景気と円高警戒-内需中心安い

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  東京株式相場は、日経平均株価がアベノミクス相場では初の7日続落。世界経済の先行き不安に加え、前日の海外市場でドル・円が1年5カ月ぶりの円高水準に振れたことが嫌気された。週末の株価指数オプションの特別清算値(SQ)算出を前に持ち高調整も出ており、倉庫や水産、陸運など内需株の一角、保険や銀行など金融株が安い。

  TOPIXの終値は前日比0.62ポイント(0.1%)安の1267.75、日経平均株価は17円46銭(0.1%)安の1万5715円36銭。日経平均の7日連続安は2012年11月13日以来、第2次安倍政権は同年12月下旬に発足した。

  住友生命保険の岡田允彦ポートフォリオ・マネージャーは、「日銀短観で示された楽観的な企業の為替前提でも経常減益となっており、足元の為替でどれほど弱めの数字が出てくるのか分からず、警戒感がある」と言う。円高への警戒と同時に、海外投資家の間ではアベノミクスに対する期待も剥落し、「日本から長期資金が出ている。資金が戻るには一筋縄ではいかない」と指摘した。

  東証1部33業種は倉庫・運輸や保険、水産・農林、鉱業、卸売、化学、石油・石炭製品、陸運、銀行など20業種が下落。空運や鉄鋼、電気・ガス、海運、ゴム製品、サービス、非鉄金属、輸送用機器など13業種は上昇。東証1部の売買高は21億4727万株、売買代金は2兆1149億円。上昇銘柄数は730、下落は1083。

  売買代金上位ではパナソニック、マネーパートナーズグループ、第一生命保険、東京海上ホールディングス、アステラス製薬、JR西日本が安く、ジェフリーズ証券が目標株価を下げた三井化学は大幅安。半面、メリルリンチ日本証券による目標株価上げやUBS証券の投資判断引き上げが重なったスズキは高い。福岡高裁が川内原子力発電所1、2号機の運転差し止め抗告を棄却し、九州電力が急伸、関西電力は連れ高。東芝や楽天、オリエンタルランドも堅調だった。

●債券下落、流動性供給入札に向けた売りで-長期金利午後上昇に転じる

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  債券相場は下落。前日の米国債相場の上昇や円高進行を背景に買いが先行した後、流動性供給入札を翌日に控えた売りなどで超長期ゾーンを中心に軟調推移となった。長期金利も午後に上昇に転じた。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は、前日比9銭高の151円64銭で開始した。日銀買いオペ通知後には151円66銭まで上昇したが、その後は上値が重い展開。午後に入ると水準を切り下げ、一時は151円45銭まで下落。結局は6銭安の151円49銭で引けた。

  みずほ証券の辻宏樹マーケットアナリストは、「日銀買いオペを無難にこなして、明日の流動性供給入札に向けた調整で超長期債が軟化し、長期ゾーンまで波及した」と説明。流動性供給については、「短い年限が新たに設定されたので、長いゾーンの年間の発行額はその分減るが、1回当たりの供給額は増える。年度最初の入札なので、その部分が意識されやすい面もある。超長期債入札については、今月は30年債や20年債も残っている」と話した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の342回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.075%で開始。午後に入るとマイナス0.06%まで上昇している。新発20年物の156回債利回りは1bp低い0.345%で開始後、売りに押されて0.37%と1日以来の高水準を付け、その後は0.365%で推移した。前日に取引が成立しなかった新発30年物の50回債利回りは午後に入って0.45%で開始。その後0.455%と3月31日以来の水準に上昇している。 

  日銀がこの日実施した今月3回目の長期国債買い入れオペ(総額1.24兆円)の結果によると、残存期間1年超3年以下の応札倍率が前回から小幅低下した。3年超5年以下は小幅上昇し、5年超10年以下は横ばいだった。 

●ドル・円は110円台前半、世界的株安でドルの上値重い

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=110円台前半を中心に推移した。世界的な株安を背景に上値の重い展開となった。

  午後3時13分現在のドル・円相場は110円36銭付近。朝方に付けた110円23銭から110円64銭まで水準を切り上げる場面もあったが、ドルの上値は限定的だった。前日の海外市場では一時109円95銭と、2014年10月31日以来の水準までドル安・円高が進んだ。

  三井住友信託銀行マーケット金融ビジネスユニットの細川陽介為替セールスチーム長は、「アベノミクスに対するここ数年の期待感剥落といった面がある」とし、「円安・株高でお互いにサポートしあう部分が完全に共倒れになっているような感じ」と指摘。ただ、ドルが110円割れても下落が走っていないというのもあり、目先はショートカバーが入りやすいとしている。 

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