サムスン電子、市場の業績見通し引き上げ相次ぐ-「S7」販売好調で

  • S7の発売から1カ月の販売予想、700万台から900万台に上方修正
  • 発売当初1カ月間の販売台数、S7はS6の3倍に達する見込み

世界最大のスマートフォンメーカー、韓国のサムスン電子が3月11日に発売した新製品「ギャラクシーS7」は新たな戦略が奏功し、驚くほど好調な売れ行きとなっている。その戦略とは発売時期の前倒しと割安な価格設定だ。

  S7シリーズの販売台数は発売から1カ月で計900万台に達すると試算されている。これは昨年4月に発売された「S6」モデルの最初の1カ月間での販売実績の3倍に相当する。アナリストの当初予想は約700万台だった。S7の価格はS6を最大8%下回るが、その売れ行きを背景にアナリストは相次いでサムスンの営業利益と売上高の見通しを引き上げている。同社は7日に1-3月(第1四半期)の暫定業績を発表する。

  大信証券のソウル在勤アナリスト、クレア・キム氏は「ハイエンドのスマホ市場がほとんど停滞する中で、もはや焦点は新モデルにどんな驚きの機能が搭載されているかではない。誰が新モデルをいち早く市場投入できるかだ」と述べた。S7シリーズの発売は昨年のS6モデルのケースより約1カ月早かった。

  サムスンを調査対象としているアナリストのうち、13人が営業利益見通しを1カ月前から引き上げ、6人が引き下げた。ブルームバーグの集計データによると、予想平均は5兆5200億ウォン(約5270億円)と、従来の見通しから約4%引き上げられた。売上高見通しについては過去4週間に19人が引き上げ、引き下げは3人だけだった。ブルームバーグの集計データによると、売上高の予想平均は48兆7300億ウォンと、2%の上方修正となっている。

原題:Samsung Rewrites Playbook to Juice S7 Sales Before IPhone (1)(抜粋)

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