中国の東北特殊鋼、2週連続で元利払いできず-会長が首つり死亡後

中国の鉄鋼メーカーである東北特殊鋼集団は5日に予定していたコマーシャルペーパー(CP)の元本償還と利払いを期日通りに履行できなかった。同社は先週も別の社債で元利払い不能となり、これで2週連続。同社会長は先月、首をつった状態で死亡しているのが発見された。

  チャイナマネーのウェブサイトに掲載された発表資料によると、大連に本社を置く東北特殊鋼は1月に発行した90日物CPの元利10億1000万元(約170億円)を5日の期日に支払えなかった。同CPの額面金額は10億元、表面利率6%。同社は3月28日には別の社債で元利8億5200万元の支払いが不能となり、その数日前には楊華会長が自宅で首をつって死亡しているのが見つかったと発表した。

  景気が減速する中で李克強首相が「ゾンビ企業」の一掃を図ると表明し、中国企業は債務負担の増加から厳しい状況に追い込まれている。東北特殊鋼は5日、在庫増と鉄鋼業界の停滞が元利払い不能の理由だと説明した。

  石炭生産の中煤集団山西華昱能源も、6日に償還期限を迎える社債の元本と利息6億3770万元の履行を期日通りに行えない可能性があると5日に発表した。尹蔚民・人事社会保障相は2月29日、中国当局が企業の過剰生産能力の削減や肥大化した国有企業の改革を進める中で、国内鉄鋼・石炭業界では約180万人が一時解雇の対象になるとの見通しを示している。

原題:China Steelmaker Defaults on Bonds as Coal Miner Flags Risks (1)(抜粋)

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