ペイパル、シャーロットでの拡張計画中止-同性愛者らに不利な州法で

  • ノースカロライナ州で成立した法律に企業が反発
  • ペイパルは同州で360万ドルの投資と400人強の雇用を予定していた

米オンライン決済サービス会社ペイパル・ホールディングスは,、ノースカロライナ州シャーロットでの業務センター建設計画を撤回する。同州では先月、トランスジェンダーに対し出生証明書と異なる性別のトイレやロッカールームの使用を禁じる法律が成立しており、その影響が広がっている。

  ダン・シュルマン最高経営責任者(CEO)は問題の法律は同性愛者や両性愛者、トランスジェンダーの人々の権利を損なうと主張。ペイパルは同州で360万ドル(約3億9700万円)を投資し、新設するグローバル業務センターで400人余りを雇用する計画だった。

  シュルマンCEOは5日の電話インタビューで、「わが国にはどのコミュニティーに対しても差別する場所は存在しない。この法律は多様性を受け入れるという当社の基本的価値観に反するものだ。言葉を行動で裏付けることが大事だと考えた」と説明した。

  ペイパルの対応は同法成立に伴うノースカロライナ州への金融面の影響を最も単的に示す例だ。先週には企業のCEOや業界首脳80人余りがマクロイ知事と州議会に書簡を送り、ビジネスのためにならないとして同法の廃止を訴えた。ペイパル以外の企業も同法を理由に同州での拡張計画を中止する可能性に言及している。

原題:PayPal Scraps Charlotte Expansion Plan, Citing Anti-LGBT Law (1)(抜粋)

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